「偽りの聖女セレス、貴様を国外追放の刑に処す」
聖女特有の力である『聖術』が使えなかったセレスは宗教裁判にかけられた結果、聖女としての地位を剥奪され、これまで守ってきた国から追放されることになってしまった。
しかし、彼女は聖術が使えなか
った代わりに、とある力を持っていた──
「な、何だ今の攻撃は!?」
「聖なる筋肉による聖なる衝撃波です」
──それは、神への信仰心と厳しい鍛錬の末に手に入れた聖なる筋肉。岩を砕き、鉄を引き裂くほどの力を持つ彼女の筋肉は、人智をはるかに超えた力を持っていた。
偽りの聖女として国外追放となった彼女は、自身の素性を隠しながら人々を救う旅に出ることを決意する。
人々に害をなす魔物を殴って倒す救済(物理)の旅を続けるうちに、セレスは多くの人から最強の聖女として慕われるようになっていき、彼女を追放した国の貴族たちは勿体無いことをしたと悔しがるのだった。
(多分カクヨムにもあげます。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 13:07:06
9312文字
会話率:51%