68歳の田中修一は年金不足からスーパーでパート勤務する日々。友人の木村と「老人が将来のために貯金している」というかつてのコメディアンのネタが現実になった皮肉を語り合う。一方、若手テレビディレクターの山田は祖父世代の窮状に問題意識を持ち、政治
討論番組で佐藤議員が同じネタを引用して高齢者問題を訴える様子を撮影する。修一は諦めず町内会の高齢者問題集会に参加、そこでの発言が反響を呼び山田の特集番組に取り上げられる。状況は劇的には変わらないが、修一と木村は「孫の世代のために」と声を上げ続ける決意をする。笑い話が現実になった社会で、小さな変化の兆しと希望を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-15 12:12:16
5645文字
会話率:66%
ある介護施設から派遣され気に入られた鈴木陽子はお金持ちの老婆、佐羽野志乃の世話をすることに
なった。そんなある日に志乃は息子から電話で会社で失態をしお金が必要だと言われ陽子は詐欺では
ないかと忠告すると彼女は大丈夫だと大見得で欲しければ実家
に取りに来いと伝えたと答えた。
それは普通に考えれば当たり前で当然なんだが退屈を持て余す志乃はあえて次の電話での息子にお金
を少しだがと振り込むように介護施設から来る陽子に振り込むよう頼みさせる。
その息子は本人なのか陽子は疑うままに言われる通りにするが居間の金庫で見た金の延べ棒の数に
陽子の心は動揺しあんな大金が家にあったなんてと戸惑い自身を失い掛けてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-27 12:20:24
8960文字
会話率:35%