みつ89歳。夫とも息子とも死別。友人はきみちゃん一人だけ。孤独死まっしぐらだがまだまだ死にたくない。趣味は他人の庭の花を手折ること。そして食べること。80歳を過ぎてからどんなに食べても太らなくなった。みつの夢はたくさん食べても太らない体を手
に入れることであった。ばあさんになってから夢が叶った。今が青春、なのに残された時間はあとわずか。ある日訪れたきみちゃんの不幸な死。そして年が離れ過ぎる恋人の出現によって変わる日常。後期高齢者に起きた恋愛喜劇。
☆この小説は、http//fanblogs.jp/honhonhon888/「シナリオと小説の森」にも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-12 12:00:00
12711文字
会話率:57%