わたくしは王女として生まれたけれど、美貌しか取り柄のない身。いずれ父王の定めた男に嫁ぐことが使命。それこそがわたくしの王族としての責務。
やがて魔王が復活し、勇者と仲間達が魔王を倒す為に旅立った。
父王は、わたくしを勇者に褒美として与えるつ
もりのようだけれど……
捕らぬ狸の皮算用、褒美を与える側にも、その言葉は適用されるのかしら?
※この作品は、拙作『弟子が勇者になりました』と合わせてご覧いただくことをお勧めいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 06:34:06
7366文字
会話率:14%