高校生の瀬川遼(せがわ りょう)は、ある日を境に奇妙な現象に巻き込まれる。毎朝目覚めるたびに、時空が巻き戻され「昨日の続き」ではなく、「数週間前のある日」から再スタートする。しかし、彼だけは“前回”までの記憶をすべて保持している。
その世
界で彼は、転校生の一ノ瀬紗月(いちのせ さつき)に出会う。運命的な惹かれ合いの末、彼女と心を通わせ、愛を育む――だが、次に目覚めると、彼女はまた彼を「知らない人」として扱う。
繰り返す出会いと別れ、そして「彼女の記憶が毎回リセットされる」ことに、遼は絶望しながらも希望を捨てず、彼女との『本当の結末』を求めて立ち向かっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 10:00:00
18455文字
会話率:46%
「じゃあメイドさん。私について来てくれないかしら? こう見えて何もできないし、何も知らないの」
「かしこまりました。まずは人に物を頼むときの言葉遣いと態度からお教えします♪」
「(ポトトに)あなたも。私達の頼れる足になってくれないかしら?」
『クルッ!』
「『嫌よ!』だそうです♪」
「……やっぱり、不安しかないわ」
※真面目なあらすじ
森で目覚めた記憶喪失のホムンクルスの少女。自身の名前も、どうしてここにいるかもわからない彼女。それでもなぜか、この世界の知識だけはあった。そんな彼女が出会ったのは『ポトト』と、美しくも血生臭い『メイドさん』だった。そんな3人(2体と1匹)の前に現れたのは、侮蔑を込めて“外来者”と呼ばれる男。彼はチキュウのニホンから召喚される強力なスキルを持った「召喚者」の1人だった。彼の強力なスキル〈支配〉の前に無力化された3人。抵抗できないまま男にひん剝かれ、好き勝手される主人公。そんな中、彼女は世界の意思を聞く――。
そんなこんなで危機を脱した3人は、己の役割を果たすための旅に出る。その時の会話が、上のそれ。果たして3人は仲良く旅を続けられるのか。繰り返す出会いと別れの中、死神と呼ばれるようになる少女は“命”を知っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 20:25:38
1455028文字
会話率:51%
(改題しました)彼の裏切りを知った日に、大雨に打たれて弱っていた子犬を拾ったひな。子犬は実は雷のエネルギーに巻き込まれて異世界から転移してきた獣人の王子だった・・・。ひなと獣人の王子シンの物語です。
最終更新:2023-12-10 15:00:00
65674文字
会話率:62%
「そうやって何度も、あの時間を巻き戻す記憶が自分の中に残っている限り、俺はそれだけで、十分なんだ。」
高校二年の夏、あの花火の下、僕は隣に座る人物と口づけを交わした。
「忘れた事なんて、ないよ」
彼は、そう言った。嬉しかった。誰
かを信用することが怖くて、誰からの関心を受けることから逃げてきた僕を、彼だけは、覚えていてくれたことが。そうして、今も尚、その〝キーホルダー〟を持ってくれていたことが。
「蒼井!」
だが。その声は彼に届くこと無く、ああ、また僕は、大切な存在を失った。夏休みが明けても、彼が姿を現すことは無かった。
あの日、花火の下、僕は隣に座る人物の頬に、そっと唇を触れさせた。
記憶を少しずつ失っていく僕には、どうしても忘れられない、決して忘れたくない、ある人物との〝一つの記憶〟があった。このキーホルダーをくれたことを、彼は覚えているのだろうか。いや、もし忘れられたとしても、構わない。僕が覚えているのならば、それでいい。ぼくは自分に、そう言い聞かせてきた。最後に小学生の彼と別れを告げてから今まで、ずっと。
だが、あの日。僕らが花火の下、交わし合った言葉。
「忘れるわけ無い。忘れた事なんて無い、一度も。」
その言葉は、僕の心臓を奪う程だった。
この感情は、一体何だ?竜巻のように生まれる、複雑に絡み合った感情の渦。それは、何とも衝動的な一夏の過ちだった。
繰り返す出会いと別れに胸を震わす、二人の青年の感情を描いた青春物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 16:29:36
80968文字
会話率:50%
≪輝術≫と≪機械≫が並立する世界で、やがて魔王となる少女の恋と冒険の物語。
【前編・第1章~】
王国南部の都市で学生として暮らす少女ルーチェは、輝士見習いの青年ジュストに出会い恋をする。
魔獣を倒すために物語を真似て≪隷属契約≫を行った
ルーチェは輝術の才能に開花。
しかし、それが原因でジュストは国を追われることになってしまう。
愛する青年にもう一度会うために。
少女は生まれ育った街を出て、広大な世界へと飛び出していった。
【中編・第4章~】
大賢者の元での修業を経て一人前の輝術師となったルーチェ。
彼女はやがて来る戦乱を未然に防ぐために西の果ての神都を目指す。
そんなルーチェと共に旅するのは輝士見習いの青年、東国の剣士、小国の王子、村娘、少女吸血鬼。
繰り返す出会いと別れ、強敵との闘いを経て、少女は少しずつ成長していく。
そしていつしかルーチェは伝説の英雄『閃炎輝術師』の再来と呼ばれるようになる。
【後編・第9章~】
人類の精鋭は魔王に敗北した。
世界は闇の異界からの侵略を受ける。
絶望に染まる世界で、眠りから目覚めたルーチェは『魔王の力』に覚醒。
その圧倒的な力をもって邪悪な侵略者たちを次々と討ち倒していく。
一方、ルーチェの友だちのナータは事故で全く別の世界に転移。
高度な機械文明を有する第三の世界が戦乱に介入する。
【Episode 1】
舞台は変わって第三世界の過去である2017年の日本。
閉鎖された学園都市で巻き起こる異能力者の少年少女たちの争い。
これは後に世界を変えることになる、かつての魔王と天使の始まりの物語。
【Episode 2】
2029年、次なる舞台は神奈川県東部にある四つの都市。
世界支配を目論む企業と能力者の闘いの記録。
その果てに世界は激変を迎える。
【Episode 3】
2045年、大災厄によって既存の文明が破壊された地球。
人類は巨大な権力に支配され、またある地域では終らない戦乱が続いている。
そんな時代に巨悪に立ち向かうのは、超人の力を得た五人の少年《ヒーロー》たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-06 21:18:19
2565956文字
会話率:33%
杏は一つの夢しか見たことがない。前世の記憶だと信じる、美しい異世界の夢だ。
現実を忌避し夢へ想いを馳せる毎日を送っていたが、ある日、その夢が変化した。恐ろしい変貌に彼女はもう夢を見たくないとまで思う。
そしてその翌日、授業中に突然、夢
に出てきた巨大な百足が現れ襲い掛かる。阿鼻叫喚の様相を呈した教室を離れ、向かった先は屋上。そして見渡す限りの青。校舎以外の家屋はみな水に飲まれ、眼前に広がっていたのは海だった。
迫る百足から逃れようと身を投じ、傷を負いながらも生き残る。ついに流れ着いたその場所こそ、夢に見る異世界であった。
繰り返す出会いと別れが少女を成長させる、放浪の旅路。
一話3-4000字程度、平日夜不定期投稿予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-28 22:37:51
19367文字
会話率:13%