クレアは城のお針子だ。そこそこ腕はあると自負しているが、ある日やらかしてしまった。その結果の罰則として針子部屋を出て色々なところの繕い物をすることになった。あちこちをめぐって最終的に行きついたのは騎士団。花形を譲って久しいが消えることもない
もの。クレアはそこで繕い物をしている人に出会うのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 13:33:39
58536文字
会話率:32%
恐るべき力を持つ魔界の王をとある勇者が封印して千年。その封印は解かれた。
千年ぶりに復活した魔王に、魔物、魔族は活気に溢れていた。一方、人間界では魔王に対抗するため国王が冒険者を募り、選りすぐられた精鋭が勇者討伐に向けて旅立った。
勇者は
旅先で初めて訪れた村でもすぐに人と打ち解け、どんな困難な依頼も二つ返事で引き受け、どんな強敵にも恐れずに立ち向かった。
戦士はその比類なき力を存分にふるい、常に仲間を鼓舞して戦った。
魔法使いはその真摯なひたむきさで人を惹きつけ、どんなときでも笑顔を振りまいた。
賢者は彼らを誇りに思い、懸命に支え続けた。
賢者は満たされていた。勇者がなんでも引き受けてくる依頼を管理し、空気を読まずにトラブルを起こしがちな戦士の後始末をし、裁縫も料理も何もできない魔法使いの代わりに雑用を一手に引き受け、野営のときは皆が休んでいる間に火おこしからテント張りまでをこなし、戦士が考え無しに狩ってきた獣の処理をし、魔法使いが下手に手を出して台無しになった料理を作り直し、落ち込む彼女を慰めながら、食事の用意ができたら寝ている勇者を起こして、みんなが眠ってから繕い物をする……
四人の仲は良好だった……賢者は満たされていた……
「んなわけあるかああああああ!!!!!」
賢者は逃げ出した!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 16:48:39
5961文字
会話率:56%
地下で繕い物をする少女は姉を待っている。一定のルールに従って書く『お題はランダム』シリーズその3です。
最終更新:2011-06-16 21:41:32
506文字
会話率:25%