夢の世界[オズワルド]とその世界を統べる13人の王達の物語。
仕事から帰った鈴木明日馬は頼んだ覚えのない郵便物がポストにはいっているのを見つけた。差出人は不明、宛先は明日馬自身だった。不審に思いながらも封を開けてみると、それは緑の宝石
が入った何とも言えない不気味な雰囲気を持つ指輪だった。誤配達と思いそのまま眠りに落ちる明日馬、指輪は明日馬が眠りに落ちると同時に緑の輝きをさらに強めていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-17 09:42:58
7901文字
会話率:27%
吐蕃暦331年8月の「皇公会議」中に起こった「東姫(トウキ)密書の変」により、沙南公国は、副公であり大将軍である珪節(ケイ・セツ)と宰相・景朔林(ケイ・サクリン)の二人という重要な人物を失った。心を許す身近な人物二人を喪った西公・珪潤(ケ
イ・ジュン)は痛みを覚えつつ、新たな国づくりのため、粉骨砕身する毎日だった。
そんな10月のある日、珪潤は沙南の城下町で紅珠(コウジュ)と出会い、身分を偽って仕事を依頼する。依頼を受けた紅珠は、最近不審な噂のある沙南の貴族である矸(カン)氏の屋敷を調査する。そこで「闇の眷属」絡みの事件に遭遇した紅珠と潤。事件の解決を通じて、西公としての潤と心を通わせた紅珠は、沙南公国の一員として働くことを決意する。
11月、沙南公国北辺の「青の砦」付近で発生した事件において、沙南公国軍の一員として解決に働いた紅珠は、嵐(ラン)と再会する。
単純なものと思われた事件は、次第に10月の矸氏の事件との関わりが疑われるようになり、再び紅珠は、嵐と共に「闇の眷属」絡みの事件に立ち向かっていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-14 06:54:41
139969文字
会話率:36%