色術。
この世界を構築する四大──《火》《水》《風》《地》の精霊たちの力を借りて発動する、超常的な能力の総称。発動される術式は、それを操る術士によって十人十色の色を放つという特徴から、『色術』と呼ばれている。
そんな色術士たちの中でも最古の
歴史を持つ、緑の一族の宗家・翡翠。その娘でありながら無能力者である珊瑚は、ある日、一人の少女と出会う。クロと呼ばれた少女は、禁忌とされる「黒の色術士」。その異能を狙われ、赤の一族に追われていたのだった。
クロを匿う珊瑚だったが、そこに『緋姫』の異名を持つ赤の一族の天才術士・彩花が現れた。一族の意向とは別に、個人的な因縁からクロに殺意を向ける彩花。
果たして珊瑚は、クロを守り抜くことができるのか。そして、赤の一族がクロを狙う真の理由とは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 10:04:04
103486文字
会話率:46%
遥か遠い昔、睹河原と呼ばれた大陸にて。
幾つもの小国に分かれて争うこの地を纏め、「紅炎国」として天下統一を成し得た者がいた。
かの者はその手段の苛烈さから、「鮮血の紅炎女王」と畏れられる。
冷淡に残酷に天下を得た女王。だが、そんな彼女の胸中
にあったのは、切ないほどの願いただひとつだった。
これは睹河原の歴史に隠された、「少女としての女王」の夢と願いの物語。
※拙作「緋姫 ~天羽月舟伝~」と多少リンクしています。読んでいなくても楽しめますが、ぜひそちらも読んで頂けるとより世界観が深まると思います。
※カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-01 22:14:18
47841文字
会話率:32%
『三日月は弓、半月は舟、満月は鏡。――月の舟に乗って、世界の彼方へ』
今ではない時代、「天羽」と呼ばれる小さな島国があった。そこでは、神々にまつわる伝承と、「真幌月」と呼ばれる不思議な舟の存在が信じられていた。
これは、真幌月に唄と舞を捧
げる「詠姫」として拾われた少女燈と、彼女の付き人である少年疾風の「世界」と「伝承」を巡る物語。
※この小説はカクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 23:40:51
134461文字
会話率:37%
遠い過去。最早、手の届かない記憶。それでも、一筋の希望をあなたに。
※こちらは、本編である「緋姫 ~天羽月舟伝~」を読んでから読むことを強くおすすめします。
https://ncode.syosetu.com/n9404ey/
緋姫に登
場した、東の御方や西の御方の物語を集めた珠玉の短編集です。
天羽の歴史の中に生き、葛藤し、子供達にその未来を託した彼らの姿を、どうか余すところなくご覧ください。
短編集です。どのお話から読むこともできます。
但し、最終話は最後に読むことを強くおすすめします。
この小説は、カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 20:52:33
8614文字
会話率:27%
世間で言われるオタク女子の木瑞月明菜が、毎日同じような日々を過ごしている内の一日を過ごす予定が……
目を覚ますと見た事も無い世界が広がっていた。
「……此処は?何処?」
最終更新:2018-08-27 01:32:19
361文字
会話率:0%