不思議な力を個々に持つ石が、その世界には存在した。
但し、ある限られた国に生まれた者だけが持つ特別な石。その力は強大であったりほんの小さなものであったり美しかったりただの石のようであったりと様々だった。
それらを【綺石(きせき)】と
呼んでいた。
綺石は持ち主が居ないと力を発する事は出来ない。
力は未知である。
その特殊さ故に誘拐、人身売買や密輸されたりする事が密かに行われていたりもした。
かの国の王は綺石の為に悪が蔓延ることを危ぶんでいた。綺石の力を悪用されぬ為にも、王は1人の娘を呼び綺石とその持ち主の回収を命じたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 04:10:40
17598文字
会話率:24%