人々に魔の森と呼ばれる森の奥深く、そこに人知れず二人の兄妹が暮らしていた。
天才な妹と凡百な兄。妹は兄を大切に思い、兄は妹に命を賭ける。仲の良い、そんな兄妹だった。
いつも一緒にいた。いつも一緒に生きてきた。これからもそうであって欲しいと互
いに願っていたし、そうであると信じていた。
それは、ある雨の降る日のことだった。突然の襲撃。ほんの少しの時間で、彼らの日常は儚くも崩れ去った。妹の居なくなった世界に生きる価値などない。それでも妹の言葉だけが兄に突き刺さっていた。「生きて欲しい」。故に、兄は復讐を誓う。
主人公視点。地の文は思春期の主人公を想定しています。
主人公の知らないことは書きません。主人公の思わないことも書きません。主人公が間違って覚えていることはあたかも当たり前のように書きます。
支離滅裂、情緒不安定、すぐ叫ぶ。そんな主人公です。
字下げは行っていません。ご了承を。
グロイシーンがあります。ご注意を。
難しい単語は多分出てきません。ご安心を。
更新は不定期になると思います。ご理解を。
貰えるとやる気が出ます。ご感想を。
それではどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-21 02:43:29
140383文字
会話率:27%
王子の願いによって、岐香はある日突然に王子の妃として召還された、筈だった……。始まった瞬間に終わる物語です。軽めのギャグ。異世界なんて、異世界なんてええええええ!!! 主人公がやさぐれてます。
最終更新:2012-08-21 19:08:17
1763文字
会話率:21%