魔法文明と科学文明の両輪が隆盛を誇るギール王国を舞台として。
御三家と称される名門出身の長男であるロイ・シヴェリウス。
彼は幼少期の頃から魔法も使えず、12才の頃に行われる精霊契約にも失敗してしまう。精霊士としての才覚なし。完全な落ちこぼ
れと見なされたロイは父親に家を追い出されてしまう。
しかしロイには、特殊な才能があった。
ロイは他の者達とは一風違った方法で、己の力を行使するタイプの精霊士だった。
ロイは一人残された妹をふざけた家憲から救い出すため、人としては終わっている師匠の元で死と隣り合わせの修行を積むことに。結果として様々な犠牲を払ったロイは『力』をつけて、四年ぶりに学園へと入学した。四年ぶりに最愛なる妹との邂逅を果たすロイだったのだが、そこにはロイと同様に変わり果てた妹の姿が……。
これは精霊士の名家として育てられれ、捨てられ、這い上がってきたすこし頭のおかしい少年の、ただ妹といちゃつきたいだけの物語!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 00:49:07
336214文字
会話率:37%