その昔、はるか昔、神話の世界には終わりはなかった。
そこに生きる人も動物も、もちろん神々も死という終わりがなかった。
そんな世界に死という概念を持ち込んだ終わりの女神。
終わりの女神は永遠の平穏を終わらせ、すべての神に、すべての命に終わりを
定めた。
ただ一人、終わりの女神自身を除いて
神々の大半が死んで、人々も動物も死という悲しみを背負った。
その中でただ一人、終わりの女神だけ永遠の命を持っていた。
永遠の女神はすべてから恨まれ、最後に勇者に殺された。
そうして、神話の世界は終わり、人々は終わりのある生命を営んでいく。
ところがどっこい!終わりの女神は終われない!
なんやかんやで転生しちゃった終わりの女神。
その力のせいで誰からも愛されず終わっちゃった前世、だから今世では誰かから愛されたい!
死の概念を振りまく権能に振り回されながら、愛されガールを目指す奮闘記折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-25 22:00:26
148788文字
会話率:27%
【トンネルを抜けると、そこは、原初の女神ナンム(ヤクザ)の部屋であった】
秋の文化祭で上映するホラー映画撮影のため、怪奇スポット青島トンネルを訪れた 玖島 京都城 信岡 高千穂の四人。
だが、原初の(ヤクザ)女神ナンムの手違いで異世
界へやってきてしまった。
(ヤクザ)女神ナンムは自分の非は一切認めず、あろうことか、異世界来訪者特有のチート能力すら与えず異世界の空へ放り投げた。
現地の人間からは早々に無能だと見抜かれ「魔王を倒せないうんこ製造機」「チート能力のないクズ」と散々に罵られる。
彼らは「こんな世界にいてたまるか!」と叫び、自分たちの世界の帰還を目指す。
彼らが元の世界に戻る方法はたった一つ。
ダイスを振り、ダイスの目に従い終わりの女神「アルラトゥ」に出会うこと。
こうして、四人のクズ男どもは波乱万丈 自律神経崩壊 生き地獄の旅に出るのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 22:15:46
59557文字
会話率:54%