全生命が完璧な姿へと進化を遂げた【完全体地球(ネオコスモス)現象】の発展を最後に、衰退し続けていた。使い古された新作、二番煎じの発明、行き過ぎた世界平和。
ゲームで例えるなら一気に進み過ぎたせいでやる事が無くなってしまった状態......い
わゆるマンネリ化、だ。
このまま緩やかに絶滅を待つ生命達に転機が訪れた。
【生命の大進化(ネオユニバース)】という以前起きた革命、【完全体地球現象】よりも大規模で滅茶苦茶な革命。その概要は生命達の遺伝子を再構築し、全くの別物へと進化させるというもの。
誰も体験した事の無い新作、世界初の発明、新たに構築された国際関係。【生命の大進化】のおかげで生命は新たなる発展を遂げた。
だが、【生命の大進化】は生命にとっていい事ばかりでは無かった。
黒星(バットスター)という自身の生命活動を維持するために地球のエネルギーを10リットル消費する。このままいけば地球は5年後に崩壊する。黒星を殺すためには謎の特異物質(オーパーツ)という7つの世界主要都市に点在する物質を用いて一時的に黒星の生命活動を停止し、100年前の地球で世紀の大発明家と呼ばれていたコールド博士が開発した【対黒星絶命砲(スターバスター)】を使わないといけない。
コールド博士は既に実体が無く、自力で謎の特異物質を集める事が出来なかった。そこで出てくるのが人生補助人工知能ビーナと行動を共にする少女、レイ。
ネオニウムという不思議な力を使って、世界主要都市にある7つの謎の特異物質を集めるレイとビーナの冒険が今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 15:19:54
72679文字
会話率:57%
目が覚めると夫が鬼の形相でわたしを睨んでいた。わたしは困惑した。困惑していると夫は言った。「何であの時、私を殺さなかった!」全く身に覚えが無い事で怒鳴られ、わたしの堪忍袋の緒は限界を迎えた。「いい加減にして! もううんざりなのよ! アナタの
そういうとこ、付き合ってる頃もそうよそうやって何でもかんでも暴言と暴力でねじ伏せて! もう限界、別れましょ!」夫に手を伸ばすと空間が歪んだ。瞬間、視界に暗みが増す。何だ、夢か......時計を見ると午前五時に針が傾いていた。朝食の準備をしなきゃじゃないと夫に何されるか分からない。そして今日こそ言おう、離婚の話を。わたしは夫の眠りの妨げにならないよう音を殺して階段を降りた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 18:12:42
3296文字
会話率:67%
生照ヒトシは前世で何やっても上手くいかず、職場を転々とする生活を送っていた。ある日職場でミスをしてしまいクビを言い渡された。ショックのあまり車道に飛び出してしまい、そのままトラックに轢かれて死んだ。だがヒトシは本来死産で終わるはずの赤子、メ
ーディアの体に転生し、新たな生を授かった。転生先は元いた世界では無く、異世界。これといったチート能力も持ち合わせて無く、平凡な一般人。そんなメーディアもとい生照ヒトシは今日も過酷な異世界で生きるために戦う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 18:29:47
4284文字
会話率:70%