旅の途中で魔物に襲われ両親を亡くした洸太(こうた)は龍神に助けられ龍の祠で育てられる。三年後十一歳になった時、神官の更新に来た八代緋色(やしろひいろ)の下で神官見習いとなる。そんな中、緋色の契約者で水の精霊水無月霞(みなづきかすみ)の妹時雨
(しぐれ)との出会いと、とある事件が洸太のその後の運命を大きく変える。戦争が始まり洸太は身体を壊した緋色の代わりに霞と仮契約を交わし参戦する。戦時中セイレーン軍の生物兵器との戦いをきっかけに月夜の災厄と呼ばれ、敵味方問わず命を狙われ戦争終焉の地で命を落としたはずだった。謎の二人組によって百五十年後に目覚めた洸太は、ミスミたちの助けを借りコータ=ヤシロとして、すっかり様変わりした新世界で唯一の人間として隠棲をしながら時雨を探し始める。自分が残された意味を知るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 20:50:24
28603文字
会話率:48%
どこにでもいる普通の小学生・宮本幸多は、ある日カラス天狗の華欠左衛門と出会う。
そして、華欠左衛門に「精霊水晶」の運搬を手伝って欲しいと頼まれるが……。
自サイト「若竹庵」(http://junhanon.konohashigure.co
m/index.htm)からの転載小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-04 16:52:01
33992文字
会話率:33%
ある奥地の人知れぬ大地に、毎日をいつも退屈に過ごしている、イタズラ妖精が居った。
妖精とはいっても生まれながらにして大変な力のある妖精で、大抵のことなら何でも叶えてしまい苦労というものをまるで知らない。
そんな妖精がある男と出逢い。そ
して初めて悲しみの意味を知り、悟る。そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-01 12:47:09
4755文字
会話率:19%