町外れの森の奥に無人の駅舎があるのを知っていた。知ってはいたが、それはただ頭の片隅に長いこと居座りつづけていたというだけで、じっさいに利用したことはないし、他人《ひと》との会話でその駅の噂《うわさ》をすることもなかった。いつどこで知ったこ
となのか、駅はほんとうに存在するのか。—— 深く考えることもなく、その駅に関する不明瞭な認知とイメージとは、わたしの頭の片隅に残りつづけていた。
久しぶりに書いた「答えのないミステリー」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-21 01:58:20
1694文字
会話率:0%
病院のベッドに、「擬人化」と名乗る女性があらわれる。……そんなお話。
黒井羊太さま主催「ヤオヨロズ企画」に出しますが……、これはちょっと違うかも……?
最終更新:2018-03-25 23:14:30
1269文字
会話率:14%
秋月忍さま主催「ミステリアスナイト」企画参加作品
檸檬 絵郎のおくる「答えのないミステリー」作品第三段。
今回は直接的な残酷描写がないため、警告ワードはつけませんでした。
「私」の見たものはなんだったのか。
真実か、妄想か。
ポケッ
トの中には……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-13 17:08:53
1132文字
会話率:0%