廃部寸前の〈活版部〉が残る学園――。
新入生の 水島海翔 は、祖父から受け継いだ万年筆を胸に印刷室の扉を叩く。そこには営業畑志望の同期 高橋健太 と、デザインセンス抜群の 桜井心音 の姿。部室に貼られていた赤紙には
「半年以内に購読数を二
倍にできなければ廃部」
と突きつけられていた。
コピー一行で世界を動かす──その野望を胸に、三人は文化祭までのカウントダウンへ挑む。
・海翔が言葉を“刃”として研ぎ
・健太が“数字”で地盤を切り開き
・心音が“デザイン”で読者の心を射抜く
雷鳴の深夜にコピーが生まれ、夜通しの組版と試し刷りが続く。迎えた文化祭当日、パンフレット二千部は人波に飲み込まれ、審査員の一言「灯りだ」が学園に夜明けをもたらす。――活字が夜を切り開き、彼らは次のページを刷り始める。
登場人物紹介
主人公/コピーライター 水島 海翔(みずしま かいと) 黒髪・深紅の瞳。祖父の植字工場で活字の匂いに育つ。言葉で世界を動かす夢を抱き〈活版部〉に入部。万年筆ペンダントがトレードマーク。内向的だが芯は強い。
営業/数字担当 高橋 健太(たかはし けんた) 茶髪・快活。数字と交渉ごとに強く「稼げる部活」を目指すリアリスト。コピーを活かすためにスポンサーを奔走し、営業フローを独学で構築。海翔を“相棒”と呼ぶ。
デザイン/ビジュアル担当 桜井 心音(さくらい ここね)黒髪インディゴグラデ・紫瞳。星図モチーフのスケッチが得意。インクの付いた指先を気にせず没頭する職人気質。海翔の言葉に“絵の灯”をともす才能を持つ。
顧問 征文 将先生(せいぶん しょう) 元新聞社の敏腕編集。赤ペン一本で企画を斬り、成果でしか評価しない厳格さの裏に、活版への深い愛情を秘める。口癖は「刺さるか、折れるか」。
旧部長(故人) 100年前の創設者。声だけ残る手記で三人を導く。劇中には回想と引用で登場。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 00:40:01
4910文字
会話率:28%
人気作家の柊雪穂は、バッドエンドしか書けない作家。
しかし、とある企業とのタイアップで制作する今回の小説の条件はハッピーエンド。
どうしても登場人物をバッドエンドへと導いてしまう柊雪穂が頭を抱える中、様子を見に来た担当編集者の袴田千代
子から黒い封筒のファンレターを渡される。そこには、「柊木先生のため、私が内側への扉を開いておきました。」という内容が書かれており――――。
**参加メンバー**
飴栗鼠(@Alice_shokora)
カンナ
夕空
桃
キホ☆(@77kiho_star_)
**キーワード**
「南に向かえ」
「赤」
「筆ペン」
「杞憂に過ぎないのに」
「待ちぼうけ」
出会い10周年を祝して。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 12:00:00
17306文字
会話率:34%
年の初めにだるまを買った。
口がへの字の真っ赤なだるま。
家に帰って筆ペン使って、片目に黒丸願いを込めた。
今は無愛想片目のだるま。きっと最後に笑わせてみせる。
最終更新:2022-12-18 12:00:00
1000文字
会話率:0%
昨晩、魔王が倒されたらしい。それに伴い、どうやら俺たち冒険者の仕事がなくなった。今まで国の安全を守ってきたのに、いらなくなったらすぐにポイ。ひどい話だよな。むかつくよな。ぶっ潰してやる。
最終更新:2022-02-04 22:06:13
39466文字
会話率:50%
長いことプラモデルを作ってなかったおっさんが、またプラモデルを作るようになって思ったことを徒然なるままに書いてきます。
ほどほどの手間でそこそこの出来がモットーのお気楽プラモ製作記
物語ではないので、順番通り読まなくて大丈夫です。むしろ
最新話から読んで頂きたい。
書いている内容はその時々に思ったことなので、あとで意見が180度変わることともありますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 04:08:37
59436文字
会話率:0%
彼氏に誕生日デートをキャンセルされたリーシャは、途方に暮れていた。
一ヵ月前からしていた約束を突然キャンセルされ、彼女は失意のどん底だ。それはもう、彼との別れを本気で考えるくらいに。
そして酒は進み、荒れに荒れていた。
どれだけ泥酔しようと
も酔いが覚めない彼女は、ついに遺書にまで手を出そうという始末。
本気の筆ペンで一筆しようとしたそのとき、謎の声が。
声の主はポテチの精霊だった。
濃い、濃すぎる精霊はリーシャに説教を始めるが────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 10:58:02
4954文字
会話率:34%
一部フィクションの入ったノンフィクション。
最終更新:2019-12-25 16:49:55
2184文字
会話率:21%
エッセイです。これで誰かに「私、エッセイ書いてますけど。」と言う、私は、筆ペンで字を書くのは、あまり得意では、ありません…。
最終更新:2019-05-21 20:44:04
528文字
会話率:0%
遠く聞こえるはあの日の音楽。君はいったい誰だったんだろう……?
三題噺「炭火」「筆ペン」「G」用に書いた作品。
最終更新:2017-12-26 11:02:33
2013文字
会話率:19%
人間は人間の、魔物は魔物の、それぞれの生活を守るために両者は対立する。果たして、一体どちらに味方するのが正解なのか。
魔物を殲滅せんと召喚された主人公。国王への復讐を誓う仲間。
そして、物語は魔物の子供と出会う事で静かに動き出す……
最終更新:2015-11-24 12:00:00
4941文字
会話率:50%
私は考える、この世界に平和と言う物は存在するのかと。
私は考える、この世界に平等と言う物は存在するのかと。
私は考える、何時までも何時までも、答えが出ない問題を考え続ける……
最終更新:2015-07-09 16:02:33
4507文字
会話率:49%