22世紀、未曾有の災害が発生した。
それは地震や竜巻などとは比べものにならないほどの超常現象。
これまでの災害史など星の戯れと呼べるものに過ぎなかった。
あらゆる人間は、物質は、大地から剥がれるように空へと落ちていく。
その日、世界の重力は
反転したのだ。
生き残った人類は地下シェルターを開拓し、そこに文明を築き上げる。地上の気体から水分子を吸い上げ、日光の反射を利用して食物を蓄えた。
しかし資源はやがて枯渇する。
空前絶後の危機に、人類は策を講じはじめた。
そうして結成されたのが『リバースグラビティ』……ジェットスーツで空を自在に飛び回り、命懸けで地上から資源を持ち帰るチームだ。
そして重力反転から12年──ついに人類は地上へと飛び降りた。
○本作について
本作は、構想ゼロのノンプロット小説です。
『その場の思いつきで設定や展開を作っていき、それなりに綺麗にまとめていく』アドリブ力を向上させるための『練習用作品』となります。ご承知ください。
更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 04:51:38
3972文字
会話率:28%
ボーイズラブ同人を愛する腐女子の女子大生、高瀬真琴は、コミケットに出す新刊漫画の追い込みで三日間貫徹をした結果、過労死してしまう。
次に目が覚めた場所は、西洋風パン屋の二階で、見たことの無い西洋風の兄がいた。
そして自分も西洋風美少女にな
っていた彼女は、自分がBL同人漫画を描いていた乙女ゲーム「光の空へ祝福を」の主人公、マコト・キンボール(ディフォルト名)に生まれ変わっていた事に気づき愕然とする。
ゲーム通りに、魔力属性鑑定式で規格外の光属性を得たマコトは男爵家にもらわれ、三年の間、マナーや学問にいそしみ成長していく。
アップルトン魔法学園の入学式前夜、マコトは、ある決意をする。
「親友キャラとの友情エンドを目指そう、修羅場とか面倒くさいし」
だが、その願いもむなしかった。
入学初日の王子さまとの出会いイベントを避けるために早めに登校した先で、親友キャラのカロルに絡む、悪役令嬢ビビアンの姿をマコトは発見してしまう。
思わず介入してしまったマコトに、ビビアン嬢は激怒し、子飼いの騎士、マイケルにマコトを打擲(ちょうちゃく)するように言うのだが……。
乙女ゲームの世界に生まれ変わった腐女子が、イケメンどもにも目もくれず、親友ポジションのヒロインと百合っぽくいちゃいちゃしたり、正統派悪役令嬢と派閥抗争したりするお話です。
だまされたと思って、五話目までお読み下さい。
とてつもないドライブ感と没入感をお約束しましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 00:18:13
3171740文字
会話率:46%
東京湾上空へ現れた巨大建造物に世界は震撼する。
全長十数キロに及ぶそれは、なんと攻略するごとに日本領内へあらゆる恩恵をもたらす不可思議なダンジョンだった。
効能は様々で、エリアのボスを倒すごとに日本領のあちこちに天然資源が溢れ出したのだ。
しがないヲタク陸上自衛官、新海トオルは第一次調査隊の一員として全世界に生配信される中、成り行きで莫大な成果を上げ、そんなダンジョンの効果を世界中に知らしめた。
これは、責任を全うする真面目な性格の日本人が、短期間の内に冷え切ったこの国を世界一位にまで昇らせてしまう物語である。
※ミリタリー知らなくても楽しめるように構成しています。
戦闘シーン多めで、様々な日本の強いところや自衛隊の活躍シーンを描いていきたいです。
好評であれば書き続けたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 21:17:53
735105文字
会話率:37%
侵蝕と呼ばれる現象が世界を蝕み、地上を追われた人類は最後の生存圏として地上から3000mの場所にグリットと呼ばれる人工の大地を作った。しかし、空へ逃げても侵蝕からは逃れることができなかった。そんな世界でソラとウミのチーム、ラプターアイは依頼
を受けて、侵蝕に侵された領域で違法な活動をして生計を立てている。そんな彼らは生と死、現実と理想、侵蝕区域の内と外、それらの境界線で何を望むのか。
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カクヨムにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:40:00
152250文字
会話率:42%
五色月の丘を吹きゆく緑風に、ルピナスの花は青い空へ想いを馳せるように。瞳とこころは、未来という空のセレストブルーを見つめて。
最終更新:2025-05-18 21:03:07
539文字
会話率:0%
夕映えの空へ羽ばたく春鳥のように咲く、ハクモクレンの花。あたためる想いを胸に、花つ月の夜空に、レグルスの星を追いかけながら。
最終更新:2025-03-09 21:03:08
539文字
会話率:0%
秋の澄みゆく夜空へと浮かび上がる、くじら座の星々は銀河を渡りゆくように。言の葉の海の先にある、こころの港へと、駆ける夢はオパールの色をして。
最終更新:2024-10-06 20:48:47
539文字
会話率:0%
太陽は西から東に昇り、雨は地から空へと落ちていく。影のない地面、言葉を話す動物たち、天を飛ぶ竜。空にそびえる塔と、星屑のローブをまとう人々――ここは、不思議な理が支配する国【メルミュール】。
この世界には、【扉】を通って迷い込んだ【マヨ
イビト】と呼ばれる者たちがいる。彼らは、夢の終わり際や古びた書庫の奥、あるいは雨に濡れた電車の窓から――偶然にも、運命にも導かれ、この世界へ足を踏み入れた。
園崎茉莉もまた、そのひとり。どこにでもいる、ごく普通の大学生だった彼女は、メルミュールで魔法使イレクトと出会い、何でも屋【木漏れ日】で暮らし始める。不思議と日常が入り混じるこの地で、彼女は少し風変わりな困りごとを解決する手伝いを始めるのだった。
そして、【扉】が再び開かれるとき、茉莉が選ぶのは――
これは――確かにあった世界の【|コントゥ・ドゥ・フェ《おとぎ話》】。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:37:23
25803文字
会話率:46%
太陽は西から東に昇り、雨は地から空へと落ちていく。影のない地面、言葉を話す動物たち、天を飛ぶ竜。空にそびえる塔と、星屑のローブをまとう人々――ここは、不思議な理が支配する国【メルミュール】。
この世界には、【扉】を通って迷い込んだ【マ
ヨイビト】と呼ばれる者たちがいる。彼らは、夢の終わり際や古びた書庫の奥、あるいは雨に濡れた電車の窓から――偶然にも、運命にも導かれ、この世界へ足を踏み入れた。
園崎茉莉もまた、そのひとり。どこにでもいる、ごく普通の大学生だった彼女は、異世界で魔法使いイレクトと出会い、何でも屋【木漏れ日】で暮らし始める。不思議と日常が入り混じるこの地で、彼女は少し風変わりな困りごとを解決する手伝いを始めるのだった。
そして、【扉】が再び開かれるとき――茉莉が選ぶのは、帰る道か、それとも。
これは――確かにあった世界で語られる、【|コントゥ・ドゥ・フェ《おとぎ話》】。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:00:00
25803文字
会話率:46%
あらすじ
太陽は西から東に昇り、雨は地から空へと落ちていく。影のない地面、言葉を話す動物たち、天を飛ぶ竜。空にそびえる塔と、星屑のローブをまとう人々――ここは、不思議な理が支配する国【メルミュール】。
この世界には、【扉】を通って迷い
込んだ【マヨイビト】と呼ばれる者たちがいる。彼らは、夢の終わり際や古びた書庫の奥、あるいは雨に濡れた電車の窓から――偶然にも、運命にも導かれ、この世界へ足を踏み入れた。
園崎茉莉もまた、そのひとり。どこにでもいる、ごく普通の大学生だった彼女は、異世界で魔法使いイレクトと出会い、何でも屋【木漏れ日】で暮らし始める。不思議と日常が入り混じるこの地で、彼女は少し風変わりな困りごとを解決する手伝いを始めるのだった。
そして、【扉】が再び開かれるとき――茉莉が選ぶのは、帰る道か、それとも。
これは――確かにあった世界で語られる、コント・ドゥ・フェ【おとぎ話】。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 10:00:00
23926文字
会話率:46%
人類の傲慢さが生み出した人殺しの獣、<メタル>により人類は地上を追われ、生き残るために空へと逃げ出した時代。
“貴族殺し”の罪を犯して故郷の“浮島”を追放された少年“ムジカ”は、3年間を共にした傭兵団長ラウルに謀られ、彼の娘共々“人質”扱
いで学園都市、“浮島セイリオス”へと入学させられた。
「俺が傭兵兼講師、お前とリムが、俺が裏切らないよう人質兼学生扱いでワンセットの契約だ。悪い取引じゃねえだろ?」
「ふざけろ。なんで俺が、今更学生やらされにゃならねえんだよ」
だが否定むなしく始まった、学生生活。
嫌々ながらに学生をする羽目になったムジカは、だがひょんなことから<メタル>と戦う義務を負った“|貴族《ノーブル》”の子供たちと出会い――
「教えてくれよ――お前たちの言う“ノーブル”ってなんだ?」
貴族としての、誇りと名誉。責務と権利。幼い頃の憧れと――命を捨ててでも戦う、覚悟。
卑しさと、高潔さと。これはその狭間で生きる少年の、“戦う理由”を探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 10:07:13
502829文字
会話率:39%
一年前の自分は知らなかった。一年後の同じ場所、同じ教室に立っているという事を。
一年後の自分は知らなかった。やり直したハズの世界さえも失ってしまう事を。
タイムマシンがあったなら知りたい。過去も未来もその全てを。
これはきっと
一年前の自分も一年後の自分も出逢う事がない女の子との物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 00:20:04
323870文字
会話率:75%
「星の王国、時空を越えて」
初代エルフ国王ヴァリエンの伝説
創世の時代
かつて、この世界は混沌に包まれていた。空には炎が渦巻き、大地は未だ形を成さず、森も海も存在しなかった。
その闇の中から、一つの輝きが生まれた。
「この
世界に秩序を――調和を築かねばならぬ。」
そう語ったのは、初代エルフ国王ヴァリエンであった。彼は星の力を帯びて現れ、この世界に魔法と理を与えた。
ヴァリエンは森を創り、水を流し、空へと光を灯した。その魔法は時を形作り、世界をゆっくりと動かし始めた。
こうして、エルフの王国は誕生した。
王国の繁栄とアカシックレコードへの探求
ヴァリエンの支配のもと、エルフの民は繁栄した。彼らは魔法を操り、森と共に生きることで平穏な暮らしを築いた。
しかし――ヴァリエンは知っていた。
「この世界の真理は、まだ解き明かされていない……。」
彼は古代の文献を調べ、魔法の奥義を極め、やがて一つの答えへとたどり着く。
アカシックレコード――宇宙のすべての記録。そこに至れば、未来すら操ることができる。
ヴァリエンは時空の力を強化し、その門を開こうとした。しかし、その力は神の領域であり、決して人の手で操れるものではなかった。
ヴァリエンの最期……神の神罰…………
王がアカシックレコードの扉を開こうとした時、世界は異変を起こした。
「このまま進めば、均衡が崩れる……!」
側近たちは止めようとした。しかし、ヴァリエンはただ微笑んだ。
「我が使命は、エルフを導くこと。ならば、進むしかあるまい。」
彼は儀式を完成させ、時空の門へと身を投じたそして、消えた。
それが初代国王ヴァリエンの最期だった。
王は消えた。しかし、彼の魂は終わらなかった。
遠い異世界へと流れ着いたヴァリエンの魂は、運命の炎の中で新たな生を得る。
その名は、織田信長。
時空を越え、王は再び世界の命運を握る存在となった。
そして今、彼を迎えるためにエルフの民は戦乱の地へと降り立つ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 14:29:27
17389文字
会話率:48%
飛行船により、浮遊大陸から人々が空へ駆け出して二世紀以上。
空中連合都市“バラクシア”の首都、工業都市“レガリス”はバラクシア国内で勃発した奴隷制度を巡る浄化戦争を乗り越え、奴隷制度を存続させる事に成功していた。
黒羽の団と呼ばれる抵抗
軍の撲滅と奴隷制度の推進を掲げ、レガリスの帝王と帝国軍による帝国は益々隆盛を極めていく。
そんな中、“レガリス”において全てを失った男が居た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 21:00:00
1162552文字
会話率:21%
陸、海、空への憧れとは、如何なるものか
最終更新:2025-05-16 15:26:37
4814文字
会話率:0%
惑星セリネアの小さな村。
少年ユンは、毎朝まだ誰も起きぬうちに、古い石の塔に向かい、一枚の紙を朗読する。それは「継の紙」と呼ばれ、意味もわからぬまま何世代にもわたり伝えられてきた不思議な詩文「エル・ナフ」が書き写されたもの。声に出して語り継
ぐこと──それがユンに課せられた大切な務めだった。
だが、ある朝。
空を裂くように走る白い光が、ユンの静かな日常に入り込む。友人のサエル、ミノリとともに、小山のふもとで見つけた石とも金属とも知れぬ破片。それは、この世界には存在しないはずの何かの欠片だった。そこに刻まれた言葉とも呪文ともとれる記号から、少年たちは知ることになる。「語ること」の背後に広がる、もっと大きな何かの気配を。
一方、軌道上ではセリネア文明の監視ステーションが、ユンの朗唱を捉えていた。音声を分析し、記録し、遠く離れた地点へ送信する──それは、誰にも知られぬまま行われる、もう一つの観察の物語。
祭礼の日。
ユンは祖父の手を借りず、初めて「エル・ナフ」の全文を一人で読むことになる。不安と誇りと、ほんの少しの憧れを胸に抱えて。見守るのは、家族と村の人々、そして──ひとりの少女。
少年の声は塔に響き、空へと抜け、誰かの耳へ届く。
それが何を意味するのかも知らずに。
語ることは、ただの儀式か。
それとも、遠い誰かへの呼びかけなのか──
静かに始まり、やがて宇宙をも巻き込む、継承と記憶の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 10:05:36
10767文字
会話率:17%
アスラミア――ドラゴンたちが生きる大空の世界。
この地では、雄大な自然と共に暮らすドラゴンたちが、空を舞い、森を歩き、水辺で遊びながら、穏やかな日々を過ごしていた。
陽光に鱗を輝かせる大きなドラゴンと、無邪気に水遊びをする幼生たち。
また
一部のドラゴンは“竜人”の姿となり、人間の文化を取り入れた暮らしを営んでいる。道具を作り、魔法を使い、村や町で互いに助け合いながら共に生きる彼らの姿は、人と竜の可能性を物語っていた。
このアスラミアでは、空の自由、地上の平和、そして種を超えた絆が調和し、日常を形作っている。
新たな一日が始まるたび、ドラゴンたちは空へと舞い上がり、風と共に生きていく。
それはまさに、自由と平和の象徴――ドラゴンの物語の始まりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 11:20:42
254951文字
会話率:30%
ペンギンが空を飛べる世界!?
これは動物たちが人間のように生活する、どこか遠い世界のお話。
アニマルデア魔法学園に通って魔法の力で空を飛ぶことを夢見るペンギンのペンタ。重い身体と小さな羽はやはり飛行には不向きなようで…?
最終更新:2025-05-12 11:02:06
12485文字
会話率:31%
神の間違いで異世界へ召喚される筈だった
主人公斗鬼(トキ)は
他の神に怒られない為にと
異世界の神の元に召喚される。
異世界系の小説を読まされた後で
一緒に神の元に召喚された学校の先生に
何故か異世界の森の上空へ飛ばされ
強制的に1年間生活
をさせられる。
そして期日後に盗賊に襲われている
貴族を助けて・・・
「色々してたら子供達から先生と
呼ばれるようになったんだけど何で?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 08:00:00
1321146文字
会話率:33%
空を飛ぶ夢を見ていた──
けれど、「羽化症候群」という奇病に侵された葉月千羽は、飛ぶどころか、少しずつ“思い出”すら失っていく。
病室の窓から見える空は、ただ遠くて、青くて、残酷だった。
大切な誰かの名前さえも、羽とともにこぼれ落ちていく
日々。
そしてある夜、千羽は病院の屋上から静かに空へ身を投げる。
その瞬間、彼女の運命は、静かに狂い始めた。
──これは、「鳥」と「月」の約束の物語。
命の終わりを迎えようとする少女と、ある“願い”を抱えた謎の少年の、たった30日間の奇跡。
終わりから始まる、もうひとつの風の記憶。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 02:21:07
10667文字
会話率:32%
『共にあの空へ』
西暦2225年、人々はその生存圏を空にまで広げていた。
進歩した技術は人類を大きく発展させたが、同時にそれを悪用する者も現れ、治安はかつてに比べて悪化してしまった。
それから人々を守り平和の為に戦うのはかつて極東の国
『日本』で最初に生まれた最も完成した兵器『サイボーグ達』。
しかし戦い続ける中で、彼女たちもまた自分たちの意義を失いつつあった…
***********
このノベルは『アリスプロジェクト:RE』(https://ncode.syosetu.com/n7015ii/)の関連作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 00:11:38
53712文字
会話率:43%
20世紀初頭、航空技術が急速に進化を遂げる中、ドイツ帝国の若きエンジニア・エミール・ハーベルマンは、夢と情熱を注ぎ込んだ巨大飛行船「Luftschiff」の設計に成功する。彼の革新的な技術を結集したこの飛行船は、世界初の大西洋横断飛行を目指
し、多くの期待と注目を集めていた。壮麗な初飛行の日、観衆の歓声に包まれながら空へと舞い上がる「Luftschiff」。しかし、空の旅には未知なる挑戦と試練が待ち受けている。果たして彼らは歴史を切り開くことができるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 12:00:00
18241文字
会話率:40%
「…もういいや。」
ド田舎の小中一貫校の生徒、日崎リメは親からの虐待と学校でのいじめを受けていた。物心ついたときから図太かった精神も、今日この日、限界を迎えた。いつも逃げるように居座っている立ち入り禁止の屋上から、一生を終えようとした時だっ
た。
「ま…待った!」
天文学部の樋里コウに空へ上げた手を奪われる。
余計なおせっかいかと文句をつけようとした日崎リメに対し、樋星コウは「ここで飛び降りたら星が見れなくなる」と一言
死ぬ気なんて忘れて笑ってしまう。
無責任すぎて自分勝手なコウにリメは一言。
「そういう人、大嫌いです。」
ーーー
ただただヒロインに大嫌いって言わせたいだけのひねくれた恋愛小説。何の救いもないこのお話さえも、星がちゃんと見てくれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 21:30:00
28586文字
会話率:69%
※『ロマンス詐欺にご用心』という短編のナイル視点です※
王族でありながら王制の批判をしたばかりに流刑地ロストル島に送られた青年ナイル。孤独に打ちひしがれた彼は、風船に託した手紙を空へ放つ。絶望の中で届いた返事は、異国に暮らすエリーズ嬢からだ
った。顔も知らぬ相手との文通に励まされ、ナイルは次第に立ち直っていく。やがて本国では革命の機運が高まり、彼自身も大きな決断を迫られることに。
すべては、彼女に胸を張って会うために――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 18:01:04
7040文字
会話率:14%