高校一年生の私は寄り道をした際に、おばさんから声をかけられた。どうやら一緒にいる外人のお姉さんを市街地方面にあるホテルまで送り届けてほしいらしい。
英語が喋れないと訴えても案内役を押しつけられてしまった私は英語が壊滅。それに加え、午前中だけ
だと思ってスマホは家に、昼食はなし。水筒は空。財布の残金150円(路面電車片道一回分)。連絡無しで帰りが遅くなるとお小言待ったなし。
どう考えても案内役に相応しくない状態の私と、日本語が全く通じないお姉さん。
このまま放置して帰るほど非道ではなく、誰かに押しつける度胸もないので「できるところまで」やり遂げようと、お姉さんと共に目的地…の、途中まで歩き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 03:10:00
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