三人の入居者が立て続けに亡くなった、ある新築マンションの一室。
営業担当の「私」は、会社の指示で、ある“専門家”に連絡を取る。
不吉な男。丁寧で、にこやかで、よく喋るその男は、ただ一言、こう告げた。
「ここは、霊道の起点です」
男が提示
した対処方法とは。
日常の隣にある静かな恐怖。
これは、名もなき“あの男”と出会ってしまった者たちの記録である。
怪異連作短編集【禍津怪異譚】、試し読みの序。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 22:00:00
2437文字
会話率:31%