この世界には、強力な【力】を持つがその力を自身だけでは使えない《神姫》と、【契約の言葉】(ラストリア)を用いてその神姫の力を借りて戦う《神姫使い》というものたちが存在する。
神姫と神姫使いは通常の人間ではなしえない程の能力を持ち、それを
使って国の為に働く、所謂軍隊のようなものだ。
その神姫使いを養成するための学院の生徒、セツナ・ヴェルシェントはある夜に歌姫にして神姫である、カノン・ナナミと出会った。セツナは追われているカノンを助けようとするが、彼は神姫使いとして覚醒していない男だった。その為神姫であるカノンを使うことはできず、絶体絶命の窮地に陥る。だが、彼は奮い立つ。一人の少女も救えないで、何が男か。何が騎士学院の生徒か、と。その時覚えのない記憶が、セツナの脳裏をよぎる。ありとあらゆるものを焼き尽くされ燃える村。その中に立つ一人の神姫…その手に大事そうに抱えられている一人の赤子…。そして二人が出会ったことで物語は動き出す。爆散する蒼い魔力の奔流が、セツナの体を覆い尽くした。「君は俺の神姫だ…カノン」「お願いセツナ……一緒に…イこ……?」過去の記憶と現在が繋がった時、少年と少女は覚醒する!!―――愛する者を、己が力で守り抜け―――運命の交響曲(シンフォニー)が、今始まる!!
※タイトルは「できそこないとエリュシオン・ディーヴァのシンフォニア」と読んでください。
※再編したものをこちらより遅れてカクヨムでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-18 22:31:29
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会話率:42%