吸って、吐いて、すって、はく
繰り返される呼吸の数だけ、たぶん思いは詰まっている
震える手は寒さのせいだ
ほら、息だってこんなに白い
ほら、だから立ち止まってしまうんだ
吸って、吐いて、すって、はく
繰り返した呼吸の数だけ、きっと生きている
月がきれいだった
だからきっと、君を…
《真壁裕也の日記より》
※本作は碧海作品となります。
ファンタジーらしいファンタジーは出てきませんのでご注意ください。
ミステリー風味ですが、推理要素は皆無ですのでご留意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 12:00:00
27759文字
会話率:45%