うっかり電車のホームに滑り落ちて電車に轢かれてミンチになったと思ったら、辿り着いたのは剣と魔法の異世界だった。
「ぼく」は「正義の勇者」として、魔王を倒すために旅に出ることを強制される。
旅の仲間は神官の生真面目な少女と、文武両道の近衛騎
士である第二皇子の二人。
魔王城へと到達する前日、三人はこれまでの旅を焚火を囲んで回想する。
そうして、いざ魔王に向き合おうとする、その時――――
彼は仲間の二人に問いかける。
「君たちの言う正義って――――結局、何?」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-10 00:07:34
13986文字
会話率:45%