アナタが居てくれたから、我はここに居る――
誰もが当然の様に生きる世界は、終わりの決められた『物語』だった。無自覚に己の役割を全うするその世界には、一般の理論を越えた存在による戦争が度々行われていた。そして、静寂を続けている“終わらない
物語”を終わらせるために【英雄】の選定と、かの者による『英雄譚』の完成が求められた。
全てを修正し、全てを終わらせる。ソレが世界の意志が決めた都合の良い【英雄】だった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-27 06:11:39
349478文字
会話率:45%