よく晴れた、暑い夏の昼下がりだった。
仕事の調査依頼で、とある山村までやって来ていた俺は、汗だくになって慣れない山道を登っていた。
そして、その日。
それから間もなくのことである。
――俺の友人が死んだのは。
探偵事務所を運営する古屋憧理
は、親友カイが死んだ怪奇事件の被疑者となった。
カイを殺したのは誰なのか。
そして、新たに巻き込まれていく黒沼優美の怪奇事件と、不死の噂。
これは、銃刀法が緩和された日本を舞台に奮闘する、3人の兄妹達の物語。
様々な思惑が絡み合う、その先にあるものとは――。
※後半は主人公を変えて、人物ごとの様々な視点から真実を明かしていきます。
※事件の内容が胸糞なものが御座います。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-04 17:06:47
104519文字
会話率:34%