大切なものを失い、信じるものを失い
全てを失った時、自分から全てを奪った者へ
復讐をするか。
それとも全てを受け止め生きるか。
常に誰かのために。
そう胸に刻み込み生きてきた少年、欄情烈我。
両親を亡くした幼かったその日から、彼は二度と
悲しみを繰り返したくない、そお思っていた。
全てを失ったからこそ気づいた。
かけがえのない仲間達がいるということを。
仲間達こそが、自分の生きる理由だと。
仲間達のためなら自分はどうなってもいい。
そしていろんな人のために生きて
皆に幸せであってほしい。
信じるものは常に大事な人たち。
人を信じ、人を愛する。
そんな誰よりも人間らしく、優しい心を持つがゆえに、一度人に裏切られ絶望し大切なものを失った時の悲しみは誰よりもでかい。
誰よりも人間らしいからこそ、歪んでしまう。
全てを失った少年が歩む、哀しみと戦いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-19 10:35:54
10483文字
会話率:26%