早乙女久郎四郎(さおとめくろうしろう)は女子とまともに会話のできない内気な男子高校生だ。そんな久郎も、老人ホーム、伏見園(ふしみえん)の目処千(めどち)ナツ(88)とは仲が良い。行方不明となったナツが再び現れたとき、なんと彼女の姿は70歳も
若返っていた。花も恥じらう戦中乙女と久郎、JS式神も巻き込んで、毒蜘蛛狡猾女子高生、地鏡魔樹(ちかがみまき)と老石(おいし)を巡った駆け引きが始まる。果たしてナツは元に戻るつもりかもったいない!? 若さと老いと、二項対立するものか。現代式若返りばや物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-25 09:44:19
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会話率:63%