「まだ占ってもらえるかな」
今年の文化祭、私のクラスでは占い喫茶をひらいていて、得意の手相占いを担当する私の前に憧れの先輩が偶然現れたのは最終日の夕方だった。
だが、恋愛運を占ってほしいという先輩の手相を見ると、近々両想いになるという相が出
ているではないか。
嘘だああ……!
今日先輩に玉砕覚悟で告白しようと思っていたのに、もう失恋確定なんですけど……!
第5回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞参加作品。
1,000文字以下のオリジナル超短編小説、用いたタイトルキーワードは「文化祭」。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 23:07:13
997文字
会話率:61%