白宮沙月はヒーロー作品をこよなく愛する至って普通の女子高生。親友との外出中、周囲の人が忽然と姿を消した異常な世界に巻き込まれてしまう。
そんな彼女の前に現れる、影の如き異形の怪物。
抗う術を持たぬ沙月は、ただ命を落としてしまうかに思われた…
…その時。
《私は盾––白き盾、もしも己の無力を呪い、自らの手で道を切り開こうと願うなら−−−−》
母が残した腕輪から聞こえた謎の声。そして少女は、世界を守る盾〈よろい〉を身に纏う。
「アームドリリースッ! スヴェルギア……アクション!!」
−−彼女はヒーローを愛している。
外なる侵略者との戦いの中で、己の「好き」と向かい合え! 変身ヒロインバトルアクション!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 00:15:07
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会話率:26%