たまに夢を見る。
学園の広間で私が断罪されて皆はハッピーエンド。そんな夢だ。
「どうしてこんな目に合わなきゃいけないの」
「貴方様のそばにいたいだけなのに」と、
私は必死になってあの人からの許しを乞うている。周りはそれを冷ややかに見ていて、
あの人に至ってはとうとうこんな言葉を言い放った。
「二度と俺の前に現れるな」と。
それでも私はあの人の隣に立っていることを諦めたくなくて、
「お願い。夢なら覚めて。」と、心の中で祈ってた。
それでも夢は覚めなくて。私は、わたしは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 03:34:13
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会話率:35%