"Hi , Ken."
幼なじみに紹介された外国人から、英語で呼びかけられた瞬間、俺はここが前世で英語を習っていた教科書「New Voyage」(中学用)の世界だと気が付いた。
ただでさえ文章量が少ない中学英語の
、しかもメインではない脇役、出番などほとんどない。
まぁ英語は苦手っつうか全然喋れない、だからそれは全然構わない。
ただ、一つだけ問題があった。
簡単な絵で描かれていた、本来天然パーマでソバカスまみれだったはずの外国人は、サラサラ金髪、碧眼の、モデルのようなハンサム。
そんな彼を見る幼なじみは、とってもメスの顔をしている。
Oh⋯⋯どうすりゃいいんだ、この気持ち。
絶対に、許せない。
とんでもない嫉妬心が、俺の心を支配する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-22 18:01:57
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会話率:22%