現世界なんて面白くないつまらない、異世界には楽しい生活が待ってる…
それはきっと何かの間違いだ、目に見える違いはあるのだろう。
だが結局、目に見えない所は現世界も異世界も何の変りもない。
理不尽だなんて思うかもしれないがこれが現実なだ。
……中学三年生になったばかりの近衛将生は妹や親友たちの4人で学校からの帰宅途中に近道をすることに、しかし近道をした結果、着いた場所は鬱蒼とした森の中で、なんと昼夜逆転した世界だった。四人は困惑していたが、着いて間もなく謎の黒い獣に追いかけられ、親友の倫は囮となって将生たちを逃し、その後行方不明に。将生は最初の森で出会ったリーシャたちと共に倫を探し出すことを決め、旅に出ることに。
そして旅先での将生と親友の面影が重なってしまう少年との出会いが世界の運命を捻じ曲げる……
夢見る少年少女は希望を膨らませ、一歩を踏み出す。
その先に必ずしもハッピーエンドが待っていなかったとしても…
これは希望と絶望を炒めた後、決意と諦めを絡め合わせ、チートをトッピングしてみた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-11 19:00:05
38528文字
会話率:45%