人間の感情が光り輝く色で見える「きらめき病」、
愛を語る言葉が泡になる「人魚姫症候群」、
人生を何度も繰り返す「どんぐり病」、
涙を零すと記憶が流れてしまう「雫落とし」……。
日本人にしかかからない不思議な病、【まぼろし病(やまい)】に罹
った患者達と、その病を追い求め、研究を重ねる九々重(ここのえ)一族の物語。
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この作品はなかなか企画が通らず自信をなくしていた頃に、使い始めたばかりのなろうで初めて掲載した作品です。
より正確に言えば、出版社さんと一緒に長いこと色々修正を重ねたものの、もうこのネタでは無理があるだろう、と私が判断し、一度取り下げさせていただいた際に原案として書いていた作品を葬るつもりで投げたものでした。
もう誰にも私の「おもしろい」は届かないと思ってしょんぼりしていた時だったので、思ったよりたくさんの方に読んでいただき、またいろんなメッセージをいただいて(ありがとうございます。全部画像保存して大事にとってあります)、本当に救われました。
その後紆余曲折あって企画が通り、とはいえ主要キャラクター、病、環境設定とほぼ100パーセント改稿したものを【まぼろし科・天雫透の診療記録】とタイトルを変えて昨年11月に出版しました。
そちらは病院ものでエンタメとしてはかなり読みやすくなったのではと思っています。(まったく新しいものとして書き直したこの作品も書くのは楽しかったです、念のため)
出版に際して一度掲載を取り下げましたが、結果的に「まぼろし病」という設定以外は全く違うお話となりましたので、出版社に確認して原案となったこの作品をネットへ掲載する許可をいただきました。
こちらは出版作品よりも文芸色が強いものになっています。
あの時、私に元気と創造する気力を与えてくださった、全ての読者の方に感謝します。
ありがとうござました。何かのはずみで届くといいな。
【まぼろし科・天雫透の診療記録】(双葉社)
https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-52289-1.html?c=40197&o=&折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 17:02:20
126411文字
会話率:27%
難病の彼女とその彼氏のお話。
胸キュンを意識して…頑張ってる、うん。
ややツンデレの彼氏。高校生の設定ですがほぼ学校のことは出てきません。主に病院で話は展開していきます。
死んじゃう系でもある。
始めたてなので拙いところばかりですが、よろし
ければ感想、レビューなどよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 09:25:49
17721文字
会話率:32%