――言葉を失くした少女と、言葉を届け続けた少女の物語。
親との関係、学校での孤立、伝えられない「想い」。 誰にも見つけてもらえなかった孤独な日々の中で、 少女は“言葉”の意味を見失っていた。
そんな彼女の隣に、ずっと寄り添い続ける子がい
た。 まぶしくて、あたたかくて、ときどき泣き虫で――
これは、
言葉じゃ伝えられなかった気持ちを、
やっと“言葉”にできるようになるまでの、
小さくて大きな、ふたりの恋と再生の記録。
過ぎ去った過去も、これからの未来も、
すべて“この夜”からはじまった。
どうかあなたの心にも、この灯が届きますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 09:05:12
27183文字
会話率:27%