宇宙基地に史上最年少で配属された司令官の少女カノア・カルティア。
自分が製作した(つくった)ディノと基地の仲間達と共に、司令官のお仕事を頑張ります。
最終更新:2020-06-12 20:00:00
52210文字
会話率:36%
宇宙へ旅立った人類がたどりついた青い星。そこは捨て去ったはずの地球に似て、誰もが焦がれた。しかし、そこにはすでに原生民たちが各々の文明を築き、鎖国的な関係を持っていた。そこへ地球からの箱舟が来たとあって、一度は歩み寄ろうとするも未確認勢力
の襲撃によって失敗。しばらくの時を要して、改めて会談を開くこととなった。箱舟スペースコロニー『ノア』はその出迎えをすることになったが、両陣営の腹は疑念と不安に満ち溢れていた。そんな中『ノア』で暮らす最低身分の少女、桜はエリート身分の少女、勇子と原住民の少女、ミュウとひょんなことから出会う。始めはただ文化の違いに目をつぶり、上辺の利潤だけを考えていた勇子とミュウ。ただ一人、桜だけは何もないと卑屈になってばかりであった。
だが、十年前の悪夢がよみがえるようにして、コロニーが未確認勢力に襲撃される。逃げ纏う人々、桜たちも逃げに徹するしかなかった。そして、謎の声に誘われて、ある機体に遭遇する。その名は〔アル・スカイ〕。『ノア』の歴史上にある機動兵器でも英雄と呼ばれ、同時に悪鬼と恐れられる象徴であった。
桜たちは機体に搭乗することになり、声の主、オリノからコロニーと惑星の仲を取り持つ仕事を提案される。
少女たちに力や権力はない。だが、平和を望む心を信念に動き出す。異文化に触れて、ヒトビトが生きる姿に三人は成長していく。待ち受ける道が困難に溢れていても、たった一つの想いを胸に空を駆ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-13 23:15:07
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会話率:38%