かつて世界には闇のみが存在していた。闇は命と引き換えに、自らの一部を模した闇の眷属達を創りだしたが、闇の死を引き金に光の津波が現れ、世界は光で満たされた。
闇の眷属達の多くは光に呑み込まれたが、生き残った者達は1つの予言を残して異世界へ
と旅立った。「光と闇の血交わりし者。全ての時空を貫き、虚構の世界に混沌をもたらさん。その名は龍の契約者、我が同胞と契りを交わす者」
時は流れ西暦1999年。ジャーナリストを志す青年、葛城翔は叔父のいる出版社に向かう途中、突如出現した光の柱に呑み込まれ、異世界へと飛ばされてしまう。そして異世界の扉、モノリスを守る美女メイティアと出会い、自分が龍の契約者であることを知る。何故異世界から来た翔が選ばれたのか?帰還するすべを探すと共に、その答えを求める旅に出る。
戦いの中で自分の弱さと立ち向かう翔、自らの使命を果たそうとするメイティア、失った記憶を求める青年エンデ、復讐の為に悪の道へと堕ちた盗賊ドレイク。………これは問題児達の英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-05 22:27:04
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会話率:58%