この春、高校に進学した牧野圭太(まきのけいた)はどこにでもある普通の学校生活を送っていた。なにか特別な事とか、そういうのとは無縁なんだと思っていた。そう‥‥‥あの時、美術室を覗いてしまうまでは。
うちの高校には入学早々に学内一の美少女とい
う称号を欲しいがままにした女子生徒がいた。名前は水瀬杏葉(みなせあずは)。以前はモデルとしても活動しており、この町のちょっとした有名人なのだ。美人なだけでなく、周りにも優しく、非の打ちどころのない人物だった。
ところがある日、俺はそんな水瀬さんの絶対にバレてはいけない秘密を覗いてしまう。驚愕の真実を知ってしまった俺は、なぜか水瀬さんと付き合う振りをすることになってしまう。自分とは住む世界が違うと思っていた人とカップルの振りだなんて‥‥‥。
さらに、幼少期の思い出に、いつも愛用していたネックレス、久しぶりに再会する事になる幼馴染など、今までほったらかしにしていた事柄が一挙に降り注いでくる。俺は普通に高校生活を送っていただけなのに‥‥‥。
これはラブコメではなく、フェイクなラブコメだ。だって、付き合って無いから仕方ないじゃん?
でも、最近の水瀬さんはなんだか楽しんでいるような気も‥‥‥。
これは俺と学内一の美少女が送るフェイクなラブコメ生活である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 12:13:14
124629文字
会話率:60%
命を削り、仲間を守ったはずだった。
だが、守りたかった少女ユノの笑顔は、灰の中で静かに消えた。
終灰ノ界――それは、転生者たちの戦場にして、希望の墓場。
敵対する“人類側”が放った禁忌魔法《白燼結界(はくじんけっかい)》によって、街は一瞬
で焼却され、漆黒たち“深淵の徒”は瓦礫の中に立ち尽くす。
「なぜ俺たちが、滅びなければならない?」
叫びも祈りも、風に流れ、ただ灰だけが残った。
その灰の中で、漆黒は一つの記憶を完全に思い出す。
――自分は、かつて人類の側にいた者だったことを。
そして、ユノと約束した“未来を変える”という言葉を。
希望はもうない。
それでも、この灰の中から、俺は立ち上がる。
すべてが終わった世界で、“それでも”始めるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 09:05:57
6950文字
会話率:22%
エイレティア、それは四つの未踏破ダンジョンに囲まれたダンジョン都市である。
神々の住む山「霊峰ウィミン」
生きる森「リベルタム大森林」
英雄の墓場「戦艦群島イーロス」
幽世の入り口「海底神殿ポータム」
文明の発達、魔術の探求、才能ある
数多の冒険者の死を持ってしても、これらのダンジョンは未だに人類の手を振り払い続けていた。
だが、それゆえに世界中の人類を魅了し、エイレティアは夢見る者達が目指す地球最後のフロンティアとなる。
この物語は、そんなダンジョン都市で繰り広げられる特別でもあり普通の日常である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 22:01:00
119629文字
会話率:45%
ポイント・ネモ……地球上で最も孤独な場所。
世界で最も陸地から遠い地点は、かつて宇宙を長い時間旅した人工衛星の終着点であり墓場であった。
だが、今は違う。
ここは全ての人類が宇宙に飛び出すための始点であり、一歩目を踏み出す為の場所と
なっていた。
ポイント・ネモの上に超大型フロートをいくつも組み合わせて出来た仮初の陸地の上に駐留する、日本国宇宙作戦軍の 蠣崎 幸盛 中尉は、ポータルを使って宇宙に一歩を踏み出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:00:00
21525文字
会話率:43%
町の電気工事士であり、なんでも屋でもある織田玄徳は、仕事をそこそこやりつつ自由な暮らしをしていた。
結婚は人生の墓場……父親が嫁さんで苦労しているのを見て育ったため、結婚して子供を作り幸せな家庭を作るという『呪いの言葉』を嫌悪し、生涯独
身、自分だけのために稼いだ金を使うと決め、独身生活を満喫。趣味の釣り、バイク、キャンプなどを楽しみつつ、人生を謳歌していた。
そんなある日。電気工事の仕事で感電死……まだまだやりたいことがあったのにと嘆くと、なんと異世界転生していた!!
これは、異世界で工務店の仕事をしながら、異世界で独身生活を満喫するおじさんの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 07:00:00
672124文字
会話率:54%
人類は、本来「魔法」と戦う運命ではなかった。
だが――戦争に公平など存在しない。
22世紀、太陽系統一連邦は異世界の超大国、エリュシア神聖帝国との戦争に巻き込まれた。
敵は、神の加護を受けた剣を振るう騎士、戦場を支配する魔導士、そして神々
の名を持つ異形の存在。
科学と理性を超越するこの強大な敵に、連邦は抗うしかなかった。
最前線へと送り込まれた兵士たちの中に、交差する運命を背負った三人がいた。
栄光ではなく、“生存”のために戦う者。
この戦いの「正義」を信じる者。
魔法を恐れ、拒絶されながらも、その狭間に立つ者。
彼らは、宿命に導かれ戦場を駆ける。
しかし、戦場が墓場と化し、生存の代償があまりにも重くなったとき――彼らは問わざるを得なかった。
「"任務"と"人間性"の境界線は、どこまで押し広げられるのか。
どこまで行けば、その両方を失ってしまうのか――?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:00:00
180523文字
会話率:32%
魔物の骨を食べるとその力を手に入れることができる「骨食み」のスキルを持つヴァルクは、所属していたパーティメンバに裏切られ、落とされたダンジョンの底でドラゴンの骨を発見して生還した。以来、ドラゴンの墓場を探してダンジョンに潜るようになる。
※カクヨムでも公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 15:40:32
4975文字
会話率:42%
貴族の少年イーアは夏の間だけ、アロイス雑貨店に住む友人チルのもとで過ごしています。
イーアは男性として暮らしている女の子のチルに、ちょっとだけ淡い恋心を抱いていますが、チルは全く気が付いていません。
そんな中、突然チルが夜中に墓場に肝試しに
行くと言い出して……。
でもチル、君は幽霊が見えるんだよね? 大丈夫?
『ファントム・ミラー』の【異想譚】を短編として書き直してみました。書き直しに伴い、だいぶ省略しております。
夏の暑い夜のお供にどうぞ!
ホラー要素少なめのほのぼのホラーです。片思い拗らせ中のイーアと無自覚男装女子の軽めコメディという形でお楽しみいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 07:24:10
11797文字
会話率:39%
※注意:この作品には自殺に関する表現が含まれます。
人生が嫌なら死ねばいい。
簡単な話だ。どうせ人生の最後は、みんな墓場へ行くものだ。
早いか遅いかの違いだけ。
ただ、死後の世界みたいなもの、あるいは地獄と呼ぶようなものが存在するのなら、
考え方が変わるかもしれないが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 13:00:00
9372文字
会話率:3%
ただの墓場です。もし、ネタを利用したい場合はご自由にどうぞ。なんならそのまま利用しても構いません。ただし、利用する上でどこかの組織に訴えられても著者は一切責任は取りませんし、極力関わらない方針です。
最終更新:2025-07-16 04:40:08
5244文字
会話率:79%
王都郊外にある巨大墓地、アーチボルト墓地。
同僚が死に絶え、今は一人で墓地を管理するカール神父の元に、一人の新入り修道女がやってきた。
彼女の名はシーラ・アシュレイ。彼女は読心――人の心が読める――本物の聖女だったが、悪辣な周囲に陥れられた
ショックでその力を失ってしまっていた。
生きている人間は怖いけど、死んでる人間はそこまで怖くない。
死んだ人の心が読める墓場の聖女シーラ探偵の迷推理です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 21:00:00
66891文字
会話率:40%
この世界では、全人口のうちおよそ3%が、物理法則からかけ離れた特異な力である"能力"を持っている。
"能力"を使用して暴れる化け物の夢を見る、記憶喪失の高校生和泉エルは、ひょんなことから能力者たちによ
る世界をかけた争いに巻き込まれるようになって…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 10:25:09
9812文字
会話率:64%
男子中学生の僕、盾島誠太は、肝試しにやってきた墓場の奥で巨大な怪物を金属バットで撲殺する修道女と出会う。
『シスター・ベル』と名乗るその女は、「アタシが怪異を撲殺してるとこを動画に撮って動画サイトにアップロードしろ」と迫ってきて……?
カネ
と血と暴力にまみれたシスターと僕の怪異撲殺記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:30:00
8571文字
会話率:50%
ここに眠る誰かの物語は、もう誰も知らない……」
忘れられた屋敷、苔むした墓、誰にも読まれない手紙。
けれど、それでも「ここに居た」ことを誰かが覚えているなら──
名もなき者たちが綴る、静かな死者との文通。
短編連作『拝啓、墓場より』
最終更新:2025-06-06 14:10:05
3592文字
会話率:3%
所持金253円。逃げ場のない青年・寺山湊は、「即日入寮可」の怪しい求人にすがるように応募する。辿り着いたのは山奥の農業施設。そこで彼を待っていたのは、生気のない笑顔と、意味のない土掘り作業。
やがて“壊された者たち”の中で、湊もまた何かを失
っていく。
「破壊される場所」──
ここは、生き延びるために人が“笑顔”を捨てる墓場。
壊されてなお、あなたは“自分”でいられるか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 19:52:14
3737文字
会話率:21%
普遍と異変が交差する都市『露希』で、寝起きの男はボヤいた。
「ミコちゃん、あんな夢みせるくらいなら死ぬなよぉ。俺はあの日を思い出す度に、死にたくてたまらなくなるんだぜ?でも、その夢のおかげでなんとか生きてるのも確かか……」
死んだ婚約
者に、こじつけの様な文句を言い放ち男は電話を取る。
「ゆりかごから墓場まで。この世にあるものなんでもござれの『岩戸屋』店主、平坂ナギヨシです。冷やかしですか?それとも……ご依頼でしょうか?」
混沌とする街の何でも屋『岩戸屋』を構える三十路の男、平坂ナギヨシは今日も今は亡き婚約者との約束を守り生にしがみつく。
死にたがりの男が織り成すドタバタバトルコメディ。素敵な日々が今始まる……!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 13:33:20
109549文字
会話率:51%
進藤新はホムンクルスを誕生から墓場まで試験管の中でベルトコンベアで流されていく人生に疑問を持たすことなく死亡まで過ごさせる仕事をしている。夢中になったその歩合。ホムンクルス生を何割人生削ったかによって報酬が払われる。ところが疑問が出てくる。
俺はこのホムンクルスと同じではないか?――俺と何が違う? 第124回カク○ムコン入賞者を襲った出来事とは――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 00:05:31
8672文字
会話率:60%
何故西宮に?涼宮ハルヒが好きだから!
次の質問です。人を殺した経験は?
兵庫県神戸市から大阪の阪神、その中でも兵庫県西宮市、そして両隣の芦屋市、尼崎市の阪神間は裏家業が多い、セレブ殺し屋だらけの芦屋、揺り籠から墓場まであらゆる始末を請け
負う始末屋だらけの尼崎、そして裏家業の仕事で人を殺してはいけないルールのある西宮市は必然的に守り屋が多い。
そんな裏家業を牛耳る謎の元締めハリマオ会。
そんな阪神間の西宮市、大谷記念美術館でゴッホの贋作展が行われるという中、ハリマオ会から西宮市、芦屋市、尼崎市の裏家業にそれぞれ依頼が入る。
芦屋市の殺し屋“六麓HS(ヘブンズソード)には贋作展の画商を殺せと、尼崎市の始末屋“よる“にはゴッホのひまわり贋作7点を始末しろ、そして西宮市の守り屋“宮水ASS(オール・セイヴァー・サービス)“はゴッホのひまわり贋作の護衛。
贋作展をめぐる、主催者、殺し屋、始末屋、守り屋が協力、共闘、宴会、敵対、殺し合い。
もちろん本業の仕事もこなし、それぞれの道が一つにつながった時、生き残るのは? 死ぬのは誰か?
※カクヨムコン8参加 面白ければブクマ、いいね、星評価、応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 08:30:00
134094文字
会話率:56%
ここは人々が住む大大陸から海を越えた。遥か北方の地
あるものはここを魂の墓場と呼び、あるものはここを命の棺桶という
その名はバリアンツ
今から約200年程度前にとある探乗家によって見つけられた
巨大な駅の集合体によってできた、島、そして
その地下深くを指す
人間を狂わせ、その身を真実のためにささげるものの為の、大きな鳥かごである
そんなバリアンツで、主人公ジャーニーは世界の真実を、謎を解き明かそうとする、しかしその道のりは恐ろしく、長く、地獄のようなものだった...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 01:19:39
4215文字
会話率:67%
売れっ子小説家を友人に持つ「私」。その友人が亡くなる間際に言った言葉。
「この世にプロットの墓場というのがある。そこに君を招待しよう」
病院からの帰りに、「私」は奇妙な古本屋を見つけて立ち寄るが……。
最終更新:2024-10-03 13:54:34
2084文字
会話率:47%