関東圏に位置する衛星都市・パインズゲート。その夜道を密造酒業者の神屋有了は急いでいた。お得意様でもあり、ある種の協業関係にもある猫に似た風貌の美少年の男娼、首藤十々丸に依頼された密造酒を届けるためだ。
今日の十々丸の客は身形の良い初老の
女性らしく、注文されたカクテルも深みとコクも強いもの。が、無事に配達を終えてラブホテルを出た有了の耳に届いたのは、その美娼年の悲鳴だった。
※ハーメルンと二重投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 14:45:27
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会話率:49%
天に満ちた満月を抜けると、そこは異世界だった。
「わしは、おぬしに宛がわれたハニートラップじゃ」
突然目の前に現れた彼女に手を引かれるがまま、僕は当ても無い旅を歩み出した。
最終更新:2022-09-14 12:44:55
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会話率:54%