彼は私の護衛騎士で、酷く真っ直ぐな男だった。私は第二皇女で、隣国との同盟の為、王太子との結婚を控えていた。そんな夜、厳密に狙われた計画だったのだろう。身内に敵も居たのだと思う。彼と二人だけの時に私は刺客に襲われた。彼はかなり頑張ってくれた。
大立ち回りをして、時間を稼いでくれたが、私は脚の腱を痛められ、動けなかった。ようやく、攻撃が収まった時、彼は子供の様な顔で笑った『生まれ変わったら私が貴女を幸せにしたい』そう言って満足そうに息を引き取った。私も、バレない様にしていたが深手を既に負っていた。そうね、もし生まれ変わったら…。そんな二人がタイトル通りになる話。タイトルのわりに短いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 00:42:16
2480文字
会話率:61%