僕の告白はいつも失敗する。
それでも彼女は一緒にいてくれる。
何年でもいつまでも。
最終更新:2021-12-20 13:23:03
2334文字
会話率:48%
俺、楠木立樹(くすのきたつき)は、IT系企業のR&D部門に所属の社員。
今年の春で三年目、そして、新入社員の教育係を任される事になり、割と順風満帆だ。
最近の俺には少し悩みがあった。新卒社員の一人、富島由紀子が何度もデートに誘
ってくるのだ。
恋愛的な意味でなのか、先輩社員への憧れなのか、付き合いの長さ故か、それがわからない。
充実しているけど悩ましい日々を過ごしているある日、彼女が言った。
「今度、デートしません?」と。
これは距離を詰めてくる気だと直感したけど、しかし、俺には理由がわからない。
断る理由もないので、承諾したのだけど、デート当日、彼女はやたら気合を入れてきてー?
これは、ずっと腐れ縁だった、二十代の俺たちの、ちょっと甘酸っぱいかもしれないお話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 12:34:25
11698文字
会話率:44%