神域管理庁就職四年目の紅玉は神子補佐役として神域で働いている。妹である水晶は神に選ばれた神子であり、清廉な神力を持つ尊き存在。そんな妹を守る為、先輩職員の蘇芳と共に水晶の傍に仕え、日々を送っていた。
「こら、晶ちゃん! ゴロゴロしながらお菓
子は食べない! 蘇芳様、甘やかさないでくださいまし! 神々の皆様はお静かに!」
今日も今日とて十の御社に紅玉の怒号が響き渡る。
そんな紅玉は神力が全く無い〈能無し〉――神域管理庁では災いを招く存在として忌み嫌われていた。しかし「三年前の悲劇」を繰り返さない為に、今度こそ「守るべきもの」を守ると決意している。例え無茶をしてでも――。
そして、紅玉は影に隠れて暗躍する――それが彼女のもう一つのお仕事である。
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19.11.15 あらすじ修正
一章:終了。内容長めで、甘さ少なめ
二章:終了。甘さ増やしたつもり
三章:週1予約投稿中。甘さ増えたか自信がない
四章:執筆中。甘さ増えていく予定
五章:草稿完了。甘い(当作品比)
六章:草稿完了。激甘(当作品比)
長い目で付き合ってください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 19:00:00
1525103文字
会話率:48%
「お父様、私は一人でもちゃんと旅ができますから!」
天人と呼ばれる一族の娘ユリは、天人の里を出て人間の世界に足を踏み入れていた。これから一年、彼女は男爵令嬢という仮の身分で人間の世界を旅するのだ。一人前の天人として認められるための、試練の
旅だ。
しかしどういう訳か、その旅に彼女の育ての父シオンがついてきてしまった。大切な愛娘に一人旅などさせられないと、大真面目にそんなことを言って。
そして天人であるシオンは、ユリの兄にしか見えないほど若い姿をしていた。
「ユリ、どうせなら恋人のふりをするのはどうだろう?」
「却下です、『お兄様』」
ユリはつれなかったが、シオンは少しもめげることなく、彼女のそばに寄り添っていた。そのさまは兄妹というには少々親密に過ぎたが、ユリは気づいていなかった。
そうして旅を続けるうちに、色々なことがあった。友人ができたり、うっかりよその貴族にひとめぼれされたり。そんなあれこれを、彼女はシオンと共に楽しんだり乗り越えたりしていた。
そうしてある舞踏会で、ユリを目にしたある貴族が悲鳴を上げる。それをきっかけとして、ユリは家ひとつの存亡に関わる大騒ぎに巻き込まれていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 12:23:09
169756文字
会話率:46%
ティメリエ王国の王女のフィリシアは「厄災を呼ぶ王女」と汚名を着せられて塔に追放された後、毒をあおりその生涯を閉じようとしていた。そこに助けた猫が恩返しにと謎の葉を持ってきた。
ありがたく食べた直後、すぐ体がカチコチに固まって動かなくなり、最
後に見たのは成功を確信する猫のドヤ顔という状態で意識を失ったけれど……?
気づくと千年後に目覚めたらしく、古代史好きな謎めいた美形青年レオルに拾われたり、魔法士のコスプレのような姿となった猫と再会することとなる。
フィリシアは持ち前の度胸と魔力、そして多機能すぎて自分にしか使えない錬金道具一式を得て、千年後は楽しく送れそうだった。
ただ、白い目で見られることに慣れ過ぎているせいか、レオルの執拗な親切(という名のいたずら)は、いつになっても落ち着かない気がする。
「その悪癖、本当に直したほうがいいわ」
「わかってるけど、俺の手に負えなくて。リシアが直してくれないか?」
千年前は恋ができるような環境でもなかったため、その辺は相当鈍い王女だった。
これはその時代に理解されなかった魔力で不遇に遭った王女が千年後に目覚めてから、錬金という魔力の使い方が確立されていることを知り、それを活かして前向きに暮らしていく話です。
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閲覧ありがとうございます!
コメディとシリアス混在の恋愛ファンタジーです。
設定はふわふわです。R15は念のため。
お気軽にどうぞ。
アルファポリスさんで先行公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 15:00:32
81985文字
会話率:47%
あのね?あなたのこと大好きだよ
最終更新:2021-01-05 07:45:43
205文字
会話率:0%
突如ワガママな従姉妹と一緒に住むことになった主人公の苦労は如何に?
最終更新:2019-08-10 20:18:31
813文字
会話率:46%
日常でありそうな一コマを切り取りました。ツンデレな友達に依存気味な女の子の話。処女作につきめちゃくちゃ感は否めませんのであしからず。
最終更新:2012-04-02 23:00:11
2679文字
会話率:37%