「知らない人とお見合い結婚なんて嫌よ!」
アルトワ伯爵家の一人娘コレットは、父から家の為の見合いを命じられていた。
山積みになった見合いの釣書きを嫌って、コレットは屋敷から抜け出した。
そんな彼女が出会ったのは、とびきり美味しいお
菓子と、甘くて優しい青年エミール。
「君の瞳って、きらきらして砂糖菓子みたいだ」
「あなたって照れちゃうようなことを平気で言うのね」
「本当にそう思ったんだ」
身分違いと言われても、お見合いの日取りが迫っても、恋する心は止められない。
初めての恋に戸惑うコレットは、いつしかエミールに見つめられると、勝手に口が動いて本心を漏らすようになっていた。
「あなたが好き」
コレットの心の声を聞いたエミールは――――
※ただひたすら甘いだけのお話です※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 09:35:01
15150文字
会話率:35%
音無 湊(おとなし みなと)は幼馴染の元城 芽衣(もとしろ めい)の事が幼いころから異性として好きだった。しかし芽衣は中学生になっても恋が分からず、過度なスキンシップで湊を翻弄する。そんな二人だったが、中学卒業の日、湊は意を決して芽衣に告白
し、恋人関係になる。恋を知った芽衣はなんとかなりの初心であり、手を繋ぐことすら恥ずかしくて出来なかった。それなのに、恋を知らず天真爛漫だった頃の慣れにより、体が勝手に湊に触れてしまい、羞恥に悶えることになる。
これはそんな二人がイチャイチャする様子を描いただけのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 21:18:05
11962文字
会話率:29%