後漢末期、冀州清河の地に暮らす豪族崔氏のむすめは、丞相曹操の子息曹植とめぐりあい、やがて運命の転変を迎える。
『三国志』の英雄曹操の愛児にして、唐代以前最高の詩人と謳われる曹植(陳思王)とその妻崔氏を主人公とするフィクションです。基
本的な流れは正史に準拠しておりますが、バッドエンドではありません。
正史準拠というわりには、曹植のあによめ甄氏大好き説(唐代あたりの創作)も重要なファクターになっています。すみません。でも兄上のことも大好きな弟です。
※カクヨム様で「陳思王軼事」として同時連載しています。本作は個人ウェブサイト(https://ziyege.web.fc2.com/chensiwang.html 現在は非公開)で連載した作品に手を入れたものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 23:14:18
478339文字
会話率:32%
建安25年(220年)3月、魏王曹操没す。
曹丕の手には、『魏王薨御』の4文字を記した水仙の花の香りに似た蛇霊香が焚き込められた絹が握られていた。
魏王曹操の死は、何事にも先置いて、秘するべき国家の大事。
これを外に漏らそうとする者は
、処罰せぬわけにはならない。
しかし、後宮で、蛇霊香を用うる妃はただ一人。
そう、彼の妻 甄夫人である。
妻の罪と処罰すべき罪の間に挟まれ、曹丕はその心を悩ませるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 09:00:00
10887文字
会話率:7%
曹操の三男曹植と甄氏の恋愛ものがたり
最終更新:2011-02-17 18:20:13
1599文字
会話率:15%