気が付いた時には、何故か五歳児の姿になっていた俺。そんな俺を助けてくれたのは、とある偉大な魔術師だった──。
それから数年後、偶然王女を助けたことで王様に気に入られた俺は、王女唯一の護衛として魔術学院に入学することになっていた。
師
匠の死と一緒に何もかもを失った俺に、希望を与えてくれた王女。こいつの幸せのためなら、俺はなんだってやってやる……!
しかし、そんな意気込みを持って入学した俺が見たものは……。
「師匠…………?」
そこにいたのは、俺の命の恩人にして、死んでいるはずの、魔術の師匠。
そして、知ることになる。王女に、未曾有の危機が迫っていることを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-08 20:36:29
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会話率:45%