きっかけは本当に些細なことだった。
俺こと、霧崎 灰次(きりさき はいじ)があの命がけのゲーム「World Exit(わーるどいくじっと)」に参加させられるはめになったのは。
ある日、俺は学校帰りに寄ったゲームセンターでクラスメイトの神
凪 明日穂(かんなぎ あすほ)と出会った。
そこで発覚したのは、俺と神凪がゲームのハイスコアランキングに使用しているランキングネームのアルファベット三文字が全く同じということだった。
そのことでもめていると、近くに置いてあったゲーム筐体が話しかけてきたのだ。
「そこのお二人さん。ちょっとやっていかない?」
これから始まる物語は、命がけのデスゲームながらも、何か突っ込まずにはいられない、おかしなゲームの物語。
果たして、無事にゲームを終えることは出来るのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-24 09:00:00
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会話率:36%