ある日、友人と飲みに行った匠は、少々、飲み過ぎてしまって、雨の公園で寝てしまう。
気が付いたら、身体が冷え切ってしまっていた。
驚いたのは、着ている服が全部、真っ白に変わっていたことだ。
不審に思っていたところに、怜子と言う女の子が現れる。
彼女の話によると、匠はすでに、半分死んでいるという。
そして、その怜子も半分死んでいるらしい。
そんな二人の出会いは、やがて交際へと発展していった。
半分死んでいると言っても、普通の日常生活は、今までと変わりないのだ。
でも、1つだけ違うのは、その白い服を脱いではいけないということ。
でも、2人の愛が深まるうちに、匠は、怜子を抱きたいと思うようになる。
そして、ついに、匠は、死をも覚悟のうえで、怜子を抱いた。
その結果、服を脱がされた怜子は、煙のように消えてしまった。
また生き返って、自由を得た匠。
気が付いたら、死んだような目になって、渋谷の交差点を歩いていた。
エブリスタとカクヨムにも、同じものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-25 09:51:06
7259文字
会話率:34%
現代ストレス社会に心疲れ果て、灰色の日常を送る主人公、橘海斗。ある日、亡くなったじいちゃんの蔵の奥で、謎の壺を見つけて…… ?
異世界と現代を行き来しながら、冷えきった(現代社会)主人公の心は雪融けを迎えていく。
最終更新:2019-02-12 21:00:00
12492文字
会話率:22%