言葉ってなんだろうか。意志ってなんだろうか。願望ってなんだろうか。恋愛ってなんだろうか。幸運ってなんだろうか。悲哀は知っているか。苦痛は知っているか。戦争は知っているか。
僕は、僕は知れたのかもしれない。なんでだろう。
考えるまでもな
い。
夢のおかげだ。
僕が夢に見たあの日々に届くために、これまでの日常からまるで光の一筋も届かないような深海から引っ張り上げた夢は、確かにこの手を握っていたんだ。
夢はこう言っていたのかもわからない。
不思議の国はもうすぐかもね、と、そんな感じのことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-17 17:27:13
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