エルドラード王国の幼き王女ルミリア(愛称ルミィ)は、大ピンチの真っ最中! 最愛の両親である国王夫妻が急逝し、わずか十代前半で女王代理に!? 一ヶ月後の戴冠式まで、なんとか国を守らなきゃ……! そう必死に気丈に振る舞うけれど、本当は怖くて寂し
くて仕方がない。おまけに宮廷には、玉座を狙う叔父の公爵や、胡散臭い貴族たちがいっぱい。プレッシャーで、ルミィの涙腺は今日も決壊寸前! 侍女のエリーはいつもハラハラし通しだ。
そんなある夜、ついに魔の手が! 邪悪な貴族が放った暗殺者が、ルミィの寝室に忍び込んだのだ! エリーたちの助けでなんとか逃げ出したルミィが駆け込んだのは、城の地下にある「開かずの間」。そこには、遥か昔に封印されたという伝説の「厄災の魔女」の、不気味な銅像が安置されていた……。
追いつめられ、恐怖のあまり銅像の前でわんわん泣き出してしまったルミィ。その時、ぽろりとこぼれた涙の一粒が、ひんやりとした銅像に触れた瞬間――奇跡(というか厄災?)が起こった!
ゴゴゴゴ……! 銅像が砕け散り、中から現れたのは、黒髪紅瞳の絶世の美少女(ただし目つきはちょっと悪い)!? 数百年の眠りから覚めた古代の魔女ノア・オブシディアは、目の前で泣きじゃくるルミィを見て、紅い瞳を爛々と輝かせた!
「……ほう? これはまた……極上の逸材を見つけたな。よし、決めた! お前は今日から私のものだ! まずはその涙を拭け、実に愛いではないか!」
果たしてルミィは、無事に戴冠式を迎え、立派な女王になれるのか!? そして、気まぐれ魔女ノアの真の目的とは?
最強魔女の過保護(?)な愛情と、泣き虫王女の健気な奮闘が織りなす、ドタバタあり、時々シリアスあり、ほんのり百合風味(?)な王宮ファンタジーコメディ、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 20:30:00
51321文字
会話率:44%
俺の名前はデス・ザ・スターキッド。
『名前を笑ったヤツは皆殺し』をモットーとする暗殺者。ふざけた名前(まともな本名がちゃんとあるんだ!)だが依頼完遂率は100% ちなみに通り名は師匠に押し付けられたものである。
そんな俺の元に今回飛び込
んできた依頼は第一王子アレクセイ殿下の暗殺。どうやら王位継承争いを繰り広げる第二、第三王子の手勢からの依頼らしい。
誰であろうが、依頼されれば殺すのみ。
俺は『新人侍従補佐官』として王宮に入り込み、アレクセイの寝首をかくべく夜中の寝室に潜入したわけだが……
「あぁ、やはり君は美しい。やっとこうして触れることができた」
何で俺はマトであるアレクセイ殿下に押し倒されてるんでしょうか!?
え、しかも何か力つよ……!? え、もしかしなくても、これって貞操の危機なのでは……っ!?
「君と目が合った瞬間に感じた甘いときめき。この『キュン』は恋に違いない」
「いや、殺意の間違いじゃないですかねっ!?」
『憧れのオニイサン』を囲い込みたい執着系王子 vs 『そんなの知らんし覚えとらん!!』な暗殺者、勝つのはどっちだ!?
殺意と愛と執着が入り乱れるハイテンション王宮ファンタジー! かもしれない!!
※この作品は「カクヨム」にも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 22:00:00
83324文字
会話率:31%
雲海に浮かぶ王国。その第三王子レオンは、兄たちの影に隠れ、王族としての役割に疑問を抱いていた。
年に一度の選抜式。華やかな祝祭の夜、レオンは何者かに誘拐される。
「お前を借りる」――現れたのは、王宮を憎む謎の少女。
王国の秘密を知るため
に攫われたレオンは、初めて外の世界を知ることになる。
一方、王宮では第一王子と第二王子が動き出す。
“不仲”と噂される兄たちは、それぞれ異なる方法でレオンを追い、王国の隠された闇へと迫っていく。
浮かぶ王国の真実、選抜式の裏に潜む謎、そして兄弟の絆の行方は――?
誘拐事件から始まる、王宮ファンタジー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 16:44:37
14368文字
会話率:31%
【おしらせ】
アース・スターノベルより書籍版発売中です。
【あらすじ】
現代日本で人生を終えた男が異世界に女として転生し、魔法と蛮族の戦闘技術を身につけ、幼女の姿のまま不老となり、元日本人としての知識を全て出し切り冒険者として活躍し、三十路
を間近に控え冒険者を引退した後に新米侍女として第二ならぬ第三の人生を歩む日常系王宮ファンタジー小説です。
胸躍る大冒険も、めくるめく大事件も、驚天動地の大戦乱も、TSを巡る大混乱も、全て転生主人公として消化し終えたアラサー幼女がだらだらと平穏な日々を過ごすだけのお話です。
※Arcadiaにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 07:01:22
758817文字
会話率:40%
これは聖騎士マークがまだ15歳の頃の話し。
王直属の親衛隊見習い就任式で、偶然訪れたルウリアナ王女に見初められ見習いではなく正式な親衛隊になってしまう。しかし、親衛隊とは名ばかりで実際は王女の子守りに奮闘することになる。
同僚とのいざこざや
王女の抱える心の傷にどう立ち向かっていくのか。
マークは今日も務めを果たすため城を駆け巡る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-07 20:58:47
51918文字
会話率:43%
陽銀鈴は陽華国に生まれた「忌み子」。銀の髪と緑の瞳を持つ彼女は、差別ゆえに夢であるお針子になれずにいた。そんなある日、色ボケ妖怪王子、皇金華のお世話係の話が舞い込んで……。
女たらしヘタレヒーローと熱血お針子娘の中華王宮ファンタジー。
最終更新:2018-03-03 20:00:00
87006文字
会話率:61%
神託により女王に選ばれた10歳の少女、藍宇(ランユー)。
貧民の生まれであり、後に史上最高の名君へと成長していく彼女の、始まりの物語。
中華風の世界を舞台にした王宮ファンタジー。
(重複投稿:『夏至南風』というHPに掲載している小説を、加筆
修正したものです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-05 00:38:58
21277文字
会話率:45%