【書籍版全3巻、アリアンローズ様より発売中です!】
鏑木凛は自他共に認める社畜だった。
ある日、信号を無視した車に轢かれそうになったところ、異世界へと召喚されてしまう。
しかし、召喚陣から離れた場所に出現した上、既に聖女は二人も召喚されて
いた。王子に「巻き込まれただけの一般人」という認定を受けた主人公は、城下に下る事を決意する。
なんとか就職先を斡旋してもらえたが、そこは城下でも不味いと評判の食堂だった。しかもこの世界、料理は薬の劣化代用品であるらしく、効果を優先させて味は二の次三の次。
食材のステータスが見える力を授かった主人公は、味と効果の共存を目標に、閑古鳥が鳴く食堂の建て直しを目指して頑張る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 17:45:42
365041文字
会話率:39%