幼い頃、二人は同じ街で共に笑い合っていた。
けれど世界は残酷で、やがてそれぞれの道を選ぶ。
これは血と涙の果てに刻まれる、一つの英雄譚。
いつか誰かが語り継ぐ――
英雄ユリアの物語。
最終更新:2025-07-09 19:00:00
1337文字
会話率:12%
エミールは身体は小さいけれど元気いっぱいの十一歳。ライヒヴァイン王国の名門軍人一族メルダース家の一人息子だ。
同じ年の王太子キーファが各国王侯貴族の集う全寮制の『学園』へ入学することになり、エミールはその警護官候補として訓練を受けることとな
った。
訓練の教官となったのは、軍の情報部第三室長アルトマイヤー。若輩ながら『凍氷の刃』とあだ名される切れ者で、無口無表情の出世の鬼と評判の男である。
このアルトマイヤー、実はエミールと初対面ではなかった。三年前に出会ったときの印象とは真逆の人間味のかけらもないアルトマイヤーの訓練に、エミールは必死に食らいついていく。
その頃、出世コースのひとつであった王太子警護官の候補から漏れた貴族の陰謀がうごめき始める。大貴族ばかりを狙う暗殺者逮捕の任務がエミールに課せられたのだ。
師弟として信頼関係を築きはじめたエミールとアルトマイヤーは、暗殺者を追う中で、『学園』の闇に触れることになる。
以前「織音りお」名義で書いていたシリーズの長編です。
本編はBL要素ありですが、このお話には関連する描写はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-16 18:32:28
84528文字
会話率:34%
*ノベリズム先行、不定期更新
タイトルからお察しの通りむムーンライトノベルで完結した「ヒロインはゲームの開始を回避したい」の別ルートっぽい内容になっていますがレジュール/レジェンディア王国譚にあらず。シリーズには含みません。
こちら単体でお
読みいただいても問題ないですが、気になる方は覗いてみて下さい。
乙女ゲームのヒロインに転生したアリスティア・メイデンは、ストーリー通りに魔法学園に入学するも、攻略対象達をまるで攻略する気にならなかったので娘に甘い父・メイデン男爵に頼み、異国への留学を決める。学園で知り合ったジュリア・バーネット侯爵令嬢と共にフェアリア王国へと留学したアリスティアは、そこで妖精や様々な人と出会う。
新しい学園生活を謳歌していたが、離れた母国が何やらきな臭い動きを始めて……?
ゲームに登場しない国に来たはずなのに、落ち着いた留学生活から何故か遠ざかっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 00:00:00
6878文字
会話率:30%
アーニャ・ラスリアーナは、17歳の秋の収穫祭の翌日。
王位後継者のみに受け継がれている決まりごとに従って、城の外に出ることを許される。
彼女は翌年の18歳の秋の収穫祭の最終日までに、伴侶となる男性を国の男児の中から選び出さなくてはならない
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 08:49:40
2290文字
会話率:64%
これは、二人の大公爵の物語である。第1節、父の物語。ウィルファが様々な苦難の道のりの中で、自分の天命に気づいていく物語にしていくつもりです。この作品はハッピーエンドになるように構成されています。そのために、必要な縁を作っていくのですから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 15:36:00
153171文字
会話率:39%
世間知らずなお姫様ジゼルが恋をしたのは、鈍感ド天然、女心がいっさいわからない朴念仁の堅物騎士コンラート。身分違いのうえに、想いは伝わっているのかいないのか。どこかずれてる二人のほのぼのラブストーリー。
最終更新:2019-07-16 19:25:23
49577文字
会話率:34%
即位から早五年。
ティリスは、ある問題を抱えていた。
自身の結婚問題。ティリスがずっと考える事を拒否してきたからだ。
ティリスはそんな問題より、今のこの日々が続いていてほしい。それが望みだったからだ。
だが、運命は彼女に立ち止まり
続ける事を許しはしなかった……。
これは彼女が、本当の気持ちを見つける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 16:30:28
87934文字
会話率:30%
「印」で結ばれ、魂の片割れとさえ言われる、王と聖魔導師。
だが、現在導師であるミルチェは、その片割れたる王と言葉を交わした事すらなかった。
一度でいい。会ってみたい……。
ミルチェのそんな些細な願いは、思わぬ事件により叶えられる
のだが……
様々な思惑が絡み合う中、ようやく出会えた二人は、ぎこちなく心を通わせて行く―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 16:18:14
92601文字
会話率:27%
とある時代、とある国にその瞳を蒼玉、サファイアと称えられる王妃がいた。
彼女、ウェルリーズには実息で王太子のアザリス、そして、義息でアザリスの異母兄にあたる、リアン。二人の王子がいた。
ウェルリーズとリアンは、歳が割と近く、母子、とい
うよりは姉弟のような関係性ではあったが、円満な家族関係を築いていた。
だがある日の事、リアンはその関係性を一変させる一言を、ウェルリーズに言い放つ。
崩れる関係と、変わってゆく想い。
その先に待ち受けるのは―――
※自サイトにて公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 18:35:32
67234文字
会話率:21%
魔法大学校へ入学するために、地方から出てきた16歳のルル。
魔法使いになるために、頑張って勉強する日々……。
友達との差に落ち込んだり、王子様に恋をしたり……。
ルルの成長と恋を中心に書いていこうと思います。
※ゆっくりめの更新にな
ります。よろしくお願いしますm(._.)m
※一ヶ所、他の投稿サイトでも掲載しています。
【お知らせ】
いつも読んで下さってありがとうございます。
勝手ながらしばらくお休みします。現在、小説を書く環境が整わず、間が長くあいてしまったりして、心苦しく思っています。また、書けるときが来たら更新したいと思います。どうぞよろしくお願いしますm(__)m 2015.10折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-30 20:00:00
12075文字
会話率:19%