様々な獣人が住まうディヴィエナ星獣国
そこで小さな店を営む猫獣人のラシェル。
彼女は薬師だが、同時に種族文化研究をしている。
そのため彼女の店には、悩みを抱えた獣人たちが訪れる。
「お嬢さん、ラッコ族の暴力は、実は限りなく純粋な愛情
表現なんです。以前は鼻を噛みちぎられたなんて方も……あら、お嬢さん? 待ってください!」
「お隣さんが垣根にマーキングを? まぁ、それは大変ですわ。ちなみにお隣は犬族ですか?
まぁ、カバ族……あの方達は尻尾がお強いですからね。夜行性に近いので、お昼の間に垣根を切り倒してしまっては?」
ラシェルは持ち込まれる大小様々な相談事を種族の習性から解決していく。
*地球に住む動物の習性を元に、獣人になったらどうなるんだろうという妄想小説です。実際の動物たちとは異なる部分もあります。
*不定期連載です。エピソードごとに一気に掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 14:00:00
14247文字
会話率:19%